2010-01-01から1年間の記事一覧

簿記ってすごい

ある会社の損益計算書の数字を並べてみます。 売上高 1,072,967百万円 営業利益 -61,230百万円 経常利益 -90,205百万円 当期利益 -58,751百万円 売上が1兆円で最終の損失が587億円。 こういう数字を見るとあらためて「簿記ってすごい」と思います。 八百…

40の80

僕は、よくオープンハウスにいきます。 不動産は現地で実物を見るのがいちばんだからです。 といっても貧乏なので購入目的ではありません。 不動産の相場を知りたいのと不動産を見る目を養いたいからです。 ご存知の方も多いと思いますが「都市計画法」や「…

税制改正どーなるの?

そういえば12/8はジョンレノンの命日。 今年は30周年とか・・「えっ〜!嘘!」という感じ。 この時期になると忘年会ですね。 中年男(みんなそうかな?)は体重が気になる季節です。 でも今年は不思議と活気がないような気がします。 この時期になると第9…

君主論など

人は1年サイクルで考える習慣がついてますね。 この時期になるとしみじみそう思います。 もう忘年会の季節ですね。 年齢と比例して、こういう機会がないと会えない方が増えてきます。 最近、こころに残った名言。 「常にお客様を喜ばせることだけを考えてい…

新刊予定のお知らせ?

自宅のテレビとビデオ(いまだにVHS) リモコンが同時に動かなくなりました。 随分古くなったせいなのでブルーレイに買い替えることにしました。 でもその前に、試しにリモコンの電池を入れ替えました。 ・・・なおってしまいました(ピロキかよ!) また…

ここが変だよ税制調査会

この時期になると憂鬱になってしまう。 憂鬱にさせるのは税制調査会の議論。 いつも現実無視の机上で考えたことが議題になります。 先日、新聞に掲載されたのは・・ ・ひとりオーナーは自分で自由に給与が決めることができる。 概算控除は半分くらいでもいい…

経理の実務・振込手続

なんでだろ。 最近は交響楽団のクラッシックが聴きたくなる。 暮れが近づいてきたからだろか。 N響とか新日本フィルとか高尚なものじゃなくていい。 できれば区民会館でやる手弁当の交響楽団。 うん、これは僕にお似合いである。 ドヴォルザーク、モーツァ…

ラグビーと経理入門本

この歳になってラグビー観戦をするようになった。 縁戚に日体大の選手がいて紅白戦に誘われたのが切っ掛け。 ルールも知らずに観ているわけだが、それはそれで面白い。 思えば今は亡きLP佐々木くん(高校時代の友達)も高校の頃、ラグビーをしていた。 か…

経理のことを知りたい方へ

あなたは、どうして経理のことを知りたいのでしょうか? 会社で経理に配属になったのでしょうか? それとも、これから経理の仕事をしてみたいのでしょうか? はじめての仕事は誰でもとまどうものです。 私もそうでした。 何度もそういう経験をしました。 経…

らくごまつり

僕は「笑点」の大ファン。 なんでも「不景気になると笑点の視聴率が上がる」とか それぐらい国民的番組ということです 17日に「らくごまつり」にいってきました。 主催は「落語芸術協会」 落語芸術協会 会長は桂歌丸です。 場所は西新宿の「芸能家伝舎」 …

在宅勤務の税金

最近は就労形態も多様化しています。 ITの進歩によって職場の概念も変わりました。 在宅勤務の報酬は給与所得なのか事業所得なのかは判断が難しいところです。 雇用契約なのか請負契約なのかの事実認定の問題になります。 税務の世界で、この事実認定とい…

損益計算書の利益

健診を受けてきました。 今回の病院は新しくて清潔で看護士さんも美人でした。 でも、それで健診の結果がよくなるわけでもありません(あたりまえだろ!) 中年男の嫌いな言葉。 血糖値、尿酸値、中性脂肪・・・。 さて。IFRSでは損益計算書は包括利益計算書…

粉飾の方法

JALの破たん後の貸借対照表では純資産が1兆円以上減少しているそうです。 内訳は航空機などの評価損が5000億円。 退職金債務が3000億円。 その他が2000億円。 このことは前に書きました。 時価主義会計といってもこんなもんです。 でも、も…

今週は推薦本だけ

もう秋なのに真夏日。 かかってくる電話は営業電話。もう秋なのにノーネクタイ。 くるメールは迷惑メール。ということで今週は推薦本だけでお終い。 【今回の推薦本】 小林正啓著「こんな日弁連に誰がした」 いまや弁護士過剰時代を迎えつつある。 どうして…

ソフトウェアのライセンス収入

それこそ30年ぶりにチャルメラを食べた。 不覚にも鍋を洗い場に移動しようとしてへまをした。 熱湯をこぼしてしまい、左手にあびて赤膨れになった。 高校時代は下宿生活で毎日のようにインスタントラーメンを食べた。 インスタントラーメンについては黒帯…

土地評価

「図解でわかる部門の仕事 経理部 改訂3版」出ました。 今回の改定内容はやはり「IFRS」と「新たな会計基準」です。 URLは下記です。 できたてほやほや(?)なので画像がアップされていません。 http://shop.jmam.co.jp/book/1248968_1453.html さて…

それでも変だよ時価主義会計

先日YT氏から新作をいただきました。 いつもバードウォッチングの努力をせずに成果だけをいただいてます。 こういうのもフリーライダーというのでしょうか。 ところで日経平均株価が下げ止まりません。 最近では小泉政権のときに7000円ぐらいまで下が…

節税と脱税、租税回避

節税とは、税法の範囲内で行われる租税負担の軽減です。 所得税の申告で医療費の領収書を集めて医療費控除を受けたり、法人税の申告で試験研究費の税額控除を受ける・・などという行為が代表的です。 中小企業では交際費を限度額まで利用する、ということも…

仮装経理って何だ?

Q仮装経理って何ですか? A利益を過大に計上する経理処理です。 法人税法に出てくる言葉です。 例えば次のような経理処理が仮装経理です。 ・本当は損失が出ているのに利益が出ているように装う ・実際の利益よりも多くの利益が出ているように装う Q粉飾…

会計基準あれこれ

私の事務所は西新橋にあります。 裁判所が近く弁護士会館もあるので、よく弁護士に遭遇します。 先日、あの丸山雅也弁護士とすれ違いました(それがどうした!) ところで今回の推薦本の話です。 「会計基準は債権者の視点に変わってしまったんだ」とつくづ…

資産除去債務の税務(続)

Solon「いま営業企画みたいな仕事までやってるんですよ」 K「えっ!Solonさんが営業とは思いもしなかったけど」 Solon「だから協力してよ。焼き肉おごるからさ」 K「おっ!焼き肉ですか。なんたって私はカルビ焼き定食ですね」 Solon「ところでさ、資産除去…

会社と経理

今日の写真は珍しく鳥ではありません。 いつもとは違った存在感がありますね。 さて本題。 会社には目的があります。 目的とは「何をするのか」ということです。 これは定款に書いてあります。 例えば「宝石の輸入販売」というようなものが目的です。 「猫を…

レバレッジって何だ?

そういえば・・・ 先週33回目の誕生日(嘘だろ!)を迎えた。 オヤジになると誕生日は複雑な気分ですが 親に「ありがと」と思いましょ。 さて今週はレバレッジです。 投資知識の基本ですね。 Qレバレッジって何ですか? A「銀行借入に対する依存割合」を…

またもや改訂「経理部」

図解でわかる部門の仕事「経理部」が、またもや改訂です。 前回の改訂は2008年なので2年ごとの改訂。 初版は1998年なので、もう13年めです。 思えば、この間、会計も税務も随分と変わりました。 そして「あの頃、僕は若かった」(興味ないし!) …

資産除去債務の税務処理

Solon「歴史ファンには嬉しいニュースだね」 K「何のこと?」 Solon「アバリスは、やっぱりあったんだね」 K「???」 Solon「こういう話はLPじゃないと通じないよね。おしい人をなくしたもんだ」 K「う〜ん。おいらの知識はかなり偏ってますからね」 K「…

資産除去債務の会計処理

Solon「少年ガンガンを買いそびれたよ」 K「ガンガン?おいどんはマガジンとジャンプしか読まんよ」 Solon「それがKさんと私の格の違いだね。 ところで資産除去債務って何よ?」 K「また不意を付きますね・・。 う〜ん、簡単にいうと“固定資産を捨てるときに…

税金と慣性の法則

税金の歴史を調べてみると相続税は1905年に 日露戦争の戦費を賄うためのに創設されたそうです。 源泉所得税という制度は1940年に膨大な戦費を確保するために所得税を前取りする必要があって、会社が毎月の給与から直接税金を徴収する制度として導入されたそ…

公正証書遺言作成の実務

Aさん:前に公正証書遺言のこと書いてましたよね。 どんな制度なんですか? K税理士:遺言を残す人が、証人をふたり選んで立会人になってもらって公証人に遺言を書いてもらう制度です。 公証人に書いてもらった文書を遺言者と証人が確認した後、遺言者、証…

条文で理解する清算所得

いま浅田次郎を読んでます。 小説を読むのは久々です。 でだしはこんな感じです。 「油蝉の声が絶えたと思う間に時雨がやってきて 暑気をころあいに鎮め かわりに蜩(ひぐらし)の鳴き始めた 晩夏のたそがれどきであったと思う」 おおお、懐かしい。 そうで…

清算所得課税の廃止って何だ?

もう5月最後のブログです。 いつもなら3月決算会社の申告が確定してる時期なんですが、今年はまだ先が見えません。 複雑な案件があって国税局へ事前相談しているのですが結論が出ません。 税額も大きいので、精神衛生上よくないですね。 なぜ事前相談が必…