資産除去債務の税務処理

コヨシキリ撮影YT氏

Solon「歴史ファンには嬉しいニュースだね」
K「何のこと?」
Solon「アバリスは、やっぱりあったんだね」
K「???」
Solon「こういう話はLPじゃないと通じないよね。おしい人をなくしたもんだ」
K「う〜ん。おいらの知識はかなり偏ってますからね」
K「ところで資産除去債務の話なんだけど」
K「おっ!先週の続きですね」
Solon「税務処理はどうなるの」
K「たたみかけてきますね・・。う〜ん、それがね」
Solon「ふむふむ」
K「なんにも明文化されていないから、会計上の処理はすべて税務調整が必要になると思うよ」
Solon「具体的に説明してよ」
K「資産除去債務は法人税法上の債務としては認められないし、固定資産の取得価額からは資産除去債務を除く。
税務上の減価償却限度額も資産除去債務を除いて計算する、ということになるでしょうね」
Solon「Kさんがいつもいってる会計と税務の仮面夫婦現象というやつですな?」
K「仮面夫婦というよりは、ついに会計が長く連れ添ってきた頑固な税務と離縁して国際会計基準という人と国際結婚してしまった・・・という気がするね」
【今回の推薦本】
 浅田次郎著「ハッピー・リタイアメント」
 浅田次郎は面白い。本書は表紙のイラストもインパクトがあるし、帯の文句もいい。
「最高の人生とは“たいそうな給料をもらい、テキトーに仕事をする”ことである」
そうそう、本音ではこう思ってる方は多いのかな。
最初のイメージと読後感が全然違うのが小説の醍醐味。
本書は単なる天下りの実態を描いた「天下り物語」ではありません。
アイロニーに満ちた「天下りサスペンス」です。
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