簿記ってすごい

レンカク撮影YT氏

ある会社の損益計算書の数字を並べてみます。
売上高 1,072,967百万円
営業利益 -61,230百万円
経常利益 -90,205百万円
当期利益 -58,751百万円
 売上が1兆円で最終の損失が587億円。
こういう数字を見るとあらためて「簿記ってすごい」と思います。
八百屋さん税理士などの個人事業からこんな大きな会社まで一枚の紙で経営成績を表してしまう。
それが簿記です。
 無数の取引を仕訳というルールでまとめてしまいます。
国の財政も複式簿記だったらこんな財政赤字にはなっていなかった気がします。
 ところで、ある会社とは全日空です。
これは2010年3月期の経営成績。
日本航空が潰れたので調べてみました。
ところで島田伸介がこういってたそうな。
「いままで日本航空は鶴のマークだと思っていたけど・・・
あれは鷺のマークだったんだ」
【今回の推薦本】
ゴードス・トーマン著 玉置悟 訳「インテリジェンス 闇の戦争」
副題は イギリス情報部が見た「闇の謀略100年」
 こういう本に出逢えるから読書はやめられません。
まるで007の世界ですが、こちらはフィクションではありません。
世界は謀略と覇権争いに満ちています。
 世界で最初のインテリジェンス機関のMI6とMI5を通して見た世界史。
「ゴルゴ13」の世界が荒唐無稽ではないことを教えてくれます。
思えば日本には「インテリジェンス」に適切な訳語さえありません。
 この本は、類書とは違ってとにかく読みやすいと思います。
訳者の力量を感じます。
 訳注も豊富で分かりやすくて、私のように世界史に無知でもすんなりと読めます。
今年読んだ本でも一押しです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B9-%E9%97%87%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E2%80%95%E2%80%95%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%83%A8%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%AC%80%E7%95%A5%E3%80%8D100%E5%B9%B4-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9/dp/4062165155/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1290988365&sr=1-1
(このブログは毎週木曜日に更新予定です。でも来週と再来週は冬休)