40の80

エリマキシギ撮影YT氏

僕は、よくオープンハウスにいきます。
不動産は現地で実物を見るのがいちばんだからです。
といっても貧乏なので購入目的ではありません。
不動産の相場を知りたいのと不動産を見る目を養いたいからです。
 ご存知の方も多いと思いますが「都市計画法」や「建築基準法」というのがあって日本では建物を勝手に建てることはできません。
 都市圏では用途地域というのが定められていて、地域ごとに土地の利用の仕方が制限されています。
戸建住宅が売られているのは、低層住居専用地域に指定されている地域がほとんどです。
低層住居専用地域とは閑静な住宅街で、文字通り低層な住宅しか建ててはいけない地域です。
この建築制限の内容を不動産業者の方は「40の80」というようないい方をするそうです。最初の40とは建ぺい率のことで80とは容積率のことです。
 建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合です。
その敷地に対してどれくらいの規模の建物が建てられるかという割合のことで用途地域ごとに制限されています。
建ぺい率40(%)というと「60は空き地にしなさい」ということです。
 容積率とは敷地面積に対する建物の延床面積の割合のことです。
敷地に対してどれくらいの床面積の建物が建てられるか、という割合のことです。
これも用途地域ごとに制限されています。
 「40の80」とは敷地の40%に2階建ての建物しか建ててはいけないということになります。
 土地は「どんな建物が建てられるか」で価値が決まります。
不動産は生涯で最大の買い物です。
最低限のことは抑えておきましょう。
そして不動産を相続して相続税が心配なときは、よい税理士に相談しましょう。
【今回の推薦本】
野田稔 監修「ポン!とわかる日本経済」
 ちと疲れていたので暇つぶし(?)と思って買った本。
これが意外と面白くためになったのでトクした気分です。
日本経済の現況がわかりやすくまとまっています。
バーナンキ議長やスティグリッツ教授、クルーグマン教授が何をいっていて、日銀はどうしたか。現在の金融政策をわかりやすく解説してます。
 基礎から学べる「経済学の入門書」です。
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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)