レバレッジって何だ?

キンクロハジロ撮影YT氏

そういえば・・・
先週33回目の誕生日(嘘だろ!)を迎えた。
オヤジになると誕生日は複雑な気分ですが
親に「ありがと」と思いましょ。
さて今週はレバレッジです。
投資知識の基本ですね。
レバレッジって何ですか?
A「銀行借入に対する依存割合」をレバレッジといいます。
もともとは「てこ(レバー、lever)の使用」という意味でした。
レバレッジ倍率って何ですか?
A資産の自己資本に対する倍率をレバレッジ倍率といいます。
レバレッジにはどんな効果があるんですか?
 どうして「梃子」なんですか?
A例えば5%の賃料が期待できる100億円の不動産を買ったときの期待利回りは5億円ですね。
この不動産を自己資金が20億、80億円を金利2%の借入で買った場合は、賃料は5億円で支払利息は1.6億円、差引の儲けは3.4億円になります。
自己資金だけで購入した場合の利回りは5%でしたが借入金を利用すると自己資金の利回りは17%に跳ね上がります。
これがレバレッジの効果です。
この場合のレバレッジ倍率は4倍です。
Qなるほど、レバレッジ倍率が高いとは「人の褌で相撲を取る」ということなんですね。
Aうん?正しいような、正しくないような・・。
いずれにしても利回りが高くなる分、リスクも高くなるのがレバレッジですね。
【今回の推薦本】
山岡道男・淺野忠克著「アメリカの高校生が読んでいる 金融の教科書」
高校生時代は劣等生(今もそうだろ!)で大学時代はあまり勉強しなかった私は初心者本が大好きです。
でも、この本は単なる初心者本ではありません。
金融の仕組みと歴史が実にわかりやすくまとまっています。
 出だしはやはり「サブプライム問題」です。
住宅バブルは何故おきたのか。
1929年の暗黒の木曜日、1987年の暗黒の月曜日、ミシシッピ会社事件、南海泡沫事件、そしてアジアの通貨危機と日本のバブル。
 ブラックショールズ式を作り出したノーベル経済学者が運営していたヘッジファンドが実質的には破たんするほど金融は奥が深く難しい世界です。
 さて現在、住宅バブルで景気が過熱気味なのが中国です。社会主義市場経済体制の国家はバブルから軟着陸できるのでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%81%8C%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%82%8B%E9%87%91%E8%9E%8D%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E5%B1%B1%E5%B2%A1-%E9%81%93%E7%94%B7/dp/4757216556/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1279178852&sr=8-1
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