上場日記(仮払金)

コウライアイサとカワアイサ

 今日は書きたいことがないので(?)久々に上場日記の続きです。
前回は経理課長に現金出納帳を見せてもらったところまででした。
現金出納帳を見てしまった私は、不安な気持ちで三浦課長に経理処理を確認します。
私「これだけですか?経理ソフトはどこにあるんですか?」
課長「現金残高はぴったりあってます。経理ソフトって何ですか?私はコンピューターのことは分かりません。」
思わず、「だまされた・・。」と呟いていました。
 ライズ社の決算月は5月です。法人税は決算日の2月後です。
7月までに仕訳を入力して決算書を作成しなければなりません。その後に法人税や消費税、地方税などの申告書を作成して税務署に提出です。
 取引件数は少ないのですが、現預金に多額の動きがあるようです。書いてあるのは現金と預金の残高だけです。多少とも経理経験のある人ならあせるところですが、三浦課長は泰然自若です。
私「この多額の仮払金はどういう内容ですか?一件あたりの金額が大きいですね。仮払精算書を見せてください。」
 仮払精算書とは誰が、いつ、いくら、仮払金を出金してそれを何のために、いくら使って、そのお金を誰に渡して、返金はいくらなのか明細が書いてある書類です。
 現金出納帳には、例えば仮払金出金100万円、そのうち戻ってきたお金について仮払金入金30万円と記載されているだけです。差額の70万円が何のために使われたか、調べないと経理処理できません。
【今回の推薦本】
 増田悦佐著「夢の国から悪夢の国へ」
 副題は「40年間続いたアメリカン・バブルの大崩壊」
懐かしく、みんながあこがれていた60年代のアメリカ。
あれから60年、現在のアメリカの実情を事実証拠から明らかにしていく。
読み進むうちに、暗澹たる気持ちになる。
 「数年のうちにアメリカン・バブルは大崩壊する」
これが筆者の結論・・・・。
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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)