2007-01-01から1年間の記事一覧

儲かる話

ずいぶん前の話です。今と違って、新規公開株がすごい初値をつけていた頃です。IT関連の株が急騰して、こんなに儲かったという噂があちこちで流れていました。知り合いのAさんから自宅に電話がありました。Aさん「なんとか証券投資という会社から電話が…

KAIZEN

改善という言葉は辞書では「悪いところを改める」という意味ですが、メーカーで使われる「改善」は、トヨタ生産方式や京セラのアメーバ経営などで国際的にも通用する「KAIZEN」です。 「社員が自主的に絶えず業務効率を向上させていく活動」という意味…

子曰く

3月決算、5月申告法人の申告処理がきつくて、へたばってます。 昨日はパソコンまでダウンしてしまい、復旧作業であまり眠れませんでした。このままパソコンが使えなくなることを想像すると心配で、心配でたまりませんでした。 何とか復旧してこうしてブロ…

忙中閑あり

自分を戒めることわざですね。忙しいのは気持ちの問題です。毎日、24時間身動きがとれないほど忙しいわけはありません。ただ単に気持ちに余裕がなくなっているだけです。 わかっちゃいるのに、自分をコントロールできません。焦らずに、すべきことを淡々と…

ひとりごと

今日は疲れてるんで、あまり難しいことは考えたくありません。このブログのコンセプトは、もともと「ひとりごと(モノローグ)」そんなわけで、今回はホントに「ひとりごと」・このブログのアクセス数は月間500くらい。この数字って多いんだろか、それと…

申告納税制度

法人税や所得税は「申告納税」という制度になっています。申告納税とは自分で「儲け」や「税金」を計算して、税務署に申告して納税する制度です。 「儲け」を自分で計算しなければならないのは、当事者でないと計算できないからです。日本の税制は納税者が自…

役員給与上げちゃいかんよ税制

昨年の税制改正で、とにかく厳しく改悪されたのが役員に対する給与です。私は、会社法制定のどさくさに紛れて改悪された「役員給与をあげちゃいかんよ税制」と命名してます。 本来、会社を経営するには、法的にも税務的にも自由な裁量が必要な筈です。これを…

内部統制の定義

いま上場会社の経営者にとって頭がいたいのが「財務報告に係る内部統制」です。平成20年4月1日以後開始事業年度から適用ですので、もう時間的な余裕がなくなっています。 監査法人やコンサル会社にとっては「特需」だそうですが、上場会社にとっては、「…

DESです

DES(デット・エクイティ・スワップ)という言葉は、随分と市民権を得たようです。借入金を資本金に振り替えてしまう手続きです。借入金が資本金になると返済する必要がありませんので債務者の救済策として利用されます。 でもDESをするときは、事前に…

税理士のしごと

税理士は、個人や会社の会計や税務申告に関するお手伝いをする仕事です。 会計とは、金銭の収支や財産の変動、損益を記録、計算、整理して管理したり報告する仕事です。税務申告は個人や会社の税務上の利益(これを所得といいます)を計算して税金を正しく納…

なんだべさ

まだ新人研修を受けていたころの話です。いよいよ配属が決まります。人事の担当取締役だったK常務との面談がありました。K常務「栗山君の配属先の第1希望は製図機の営業で、第2希望は企画室か・・。商学部の会計学科卒業なのに、なぜ経理を希望しないん…

マネーロンダリングと覚醒剤

ごく希にですが、東京地裁に裁判の傍聴にいきます。何か興味のある裁判があるというわけではなく、実際に裁判がどういうものか知っておきたいからです。 裁判所の傍聴経験がある方はご存知だと思いますが、裁判所に入る手続きは航空機の搭乗手続きに似ていま…

利益管理とは

利益管理という言葉があります。文字通り計画通り利益がでるように事業活動を統制(コントロール)するということで、決定した目標利益を達成するための活動です。言葉は簡単ですが、これほど難しい仕事もありません。 計画には環境予測が必要ですが、予測は…

真実性の原則とは

経理の仕事は正確でなきゃいけません。正確な情報を収集して、その情報をもとに決算書を作成するのが経理の仕事です。経理をする上で根本となる原則に「企業会計原則」というのがあります。 企業会計原則では最初に「企業会計は、企業の財政状態及び経営成績…

開業時の心得

仕事でいちばん「つらい」ときは、「お客様の商売がうまくいかなかったとき」です。資金力のない中小企業が心掛けるのは、まず「行き詰まらないように細心の注意を払う」ことのような気がします。 私の経験では、行き詰まる原因は、決まっています。「利益が…

金子みすゞ童謡集より

「はすとにわとり」どろのなかから はすがさく。 それをするのは はすじゃない。 たまごのなかから とりが出る。 それをするのは とりじゃない。 それにわたしは 気がついた。 それもわたしの せいじゃない。【今回の推薦本】 落合博実著「徴税権力 国税庁の…

サラリーマン自由自在

落合博実さんの「徴税権力 国税庁の研究」を読んでいて思い出したのですが、ずいぶん前に「サラリーマン自由自在」という本がありました。 軽いノリで「新入社員の心構え」を説いた本で、おちゃらけた感じが好きで読んでました。たしかホィチョイプロ(まだ…

ゲーテってすごい

ドイツの文豪ゲーテは会計にも造詣が深かったそうです。なんでも「商売をやっていくのに、広い視野をあたえてくれるのが複式簿記だ」といったとか・・。こんな表現、簿記の教授には絶対できません。逆に経理の専門化でないから、こうした視点で考えることが…

うんざりだよ内部統制

昨年は「会社法」のオンパレードで、今年は「日本版SOX法」とやらの「内部統制」が花盛りです。出版界やコンサル業界は特需で大騒ぎなのでしょうが、私としては、資料を読めば読むほど「うんざり」というのが偽らざる心境です。 内部統制とは、会社経営の…