自分を戒めることわざですね。忙しいのは気持ちの問題です。毎日、24時間身動きがとれないほど忙しいわけはありません。ただ単に気持ちに余裕がなくなっているだけです。
わかっちゃいるのに、自分をコントロールできません。焦らずに、すべきことを淡々とこなすべきなのに、それができません。すべて気持ちの問題です。忙しいと思う気持ちで冷静さを欠いてしまい、対処を誤ってしまうのが常です。
でもなあ、どーすりゃ、自分をコントロールできるんだろ・・。
鍛錬、鍛錬、鍛錬でしょうか?
それとも、「な〜んにも考えない」という瞑想でしょうか?
う〜ん。
んなこと考えてたら玄侑宗久の本にこんな一節がありました。
『突発的な出来事も、全て「ご縁」だと思いませんか。
その「ご縁」に沿ってみることで、自分では想いもかけなかった流れが見えてくることもあります。
全ては「已むを得ないこと」です。
つまりああしてやろうこうしてやろうという作為を離れ、已むを得ない必然の流れに身を任せ、自然のままの「中」を養うことが最上の道だというのです。』
なーるほど・・。
今日も独り言になってしまいました。
【今回の推薦本】
見城徹著「編集者という病い」。この鋭敏で、必死で、薄命そうな感受性、久しく忘れていました。そして、毎日、数字という現実的な仕事に追われている私には、この本の世界はもう絶えられなくなっている気がします。
切なくて、刹那的で、そして抑えきれない衝動や劣等感を抱えながら、編集者として創り上げていく作品には、なんともいえない迫力があります。
書斎派詩人だった(ほんとかよ)ころを思い出します。
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)