マネーロンダリングと覚醒剤

カナダヅ゛ル撮影YT氏

ごく希にですが、東京地裁に裁判の傍聴にいきます。何か興味のある裁判があるというわけではなく、実際に裁判がどういうものか知っておきたいからです。

 裁判所の傍聴経験がある方はご存知だと思いますが、裁判所に入る手続きは航空機の搭乗手続きに似ています。危険物を持ち込まれて裁判が妨害されるのを防ぐ目的だと思います。

裁判所に入ると机のような台があって、傍聴用にその日の裁判が一覧にまとめられています。一覧は刑事と民事に区分されています。

 刑事事件の一覧表を見て驚くのは、覚醒剤事件の数の多さです。刑事事件の大半が覚醒剤取締法違反なのです。門倉貴史さんの「マネーロンダリング」を読むと、その背景が分かってきます。犯罪は常に経済事件と隣り合わせにあります。

 この本によると日本の地下経済の内訳は、72.2%が個人の脱税だそうです。職業柄複雑な心境になります。

【今回の推薦本】

 ということで今週は門倉貴史著「マネーロンダリング 汚れたお金がキレイになるカラクリ」。

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 追加の推薦は拙著「新社会人のための経理のしごと」。2月発売の新刊です。おかげさまで4冊目の著書になります。昨年、秋口から仕事もせずに(?)ずっと執筆していました。

 思うように書けず、編集担当の方に何度も「お直し」とアドバイスをいただいてできた本です。ひとりでも多くの方に読んでいただけるとホント嬉しいのですが・・。

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