なんたって国際会計基準

ホオアカ撮影YT氏

 天下を憤るは易いが、天下を救うは難い(安岡正篤
民主党政権をみてると、この言葉が身に染みますね。
 さて本題です。
 今、会計でのホットな話題はなんといってもIFRS(国際会計基準)です。
 昨年の12月11日に金融庁が「平成22年3月31日(水)に終了する連結会計年度において、指定国際会計基準に基づく連結財務諸表を初めて作成する場合における開示例」を公表しました。
国際会計基準に基づく連結財務諸表の開示例の公表について:金融庁
 国際会計基準で作成すべき財務諸表は、貸借対照表が「財政状態計算書」に、損益計算書が「包括利益計算書」になり表示区分も大幅に変更になります。
日本の会計基準と特に異なるのは「包括利益」という概念です。
損益計算書では収益から費用を控除して利益を計算しますが、包括利益計算書では、営業活動から獲得した純利益に長期保有の有価証券の含み損益など資産の値上がり益(含み益)や値下がり損失(含み損)を加減算して算出します。
 いずれにしても国際会計基準に基づく財務諸表の法定開示は避けられません。
経理実務にも大きく影響します。
「先んずれば人を制す」といいます。
経理マンと経理ウーマンは頑張りましょう(税理士はどうなんだろ?)
【今回の推薦本】
デイヴィッド・ハルバースタム著「ザ・コールデスト・ウインター朝鮮戦争 上・下」
ハルバースタムアメリカが生んだ最も偉大なジャーナリスト(だそうだ。不勉強な私は知りませんでした)残念ながら2007年に交通事故で亡くなったそうだ。
 インタビューに次ぐインタビューで、様々な視点から朝鮮戦争の実態を明らかにしていく手法は流石です。
ぐいぐい引き込まれていきます。
 思えば朝鮮戦争が始まりでした。後のベトナム戦争、そしてイラク、アフガンの紛争は同じ経緯を辿っている気がします。
 それにしても日本人が大好きだったあのマッカーサーは、実は傲岸で司令官としては無能だったようです。
もし彼のいう通り中国に原子爆弾を投下していたら・・・。
想像するのも憚られます。
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