さらに損益計算書と貸借対照表

メボソムシクイ

 いきなりですが・・・「米国の原爆など恐れない、もしかれらがそれを使えば・・・私は手榴弾で応ずる」
朝鮮戦争のときの毛沢東の言葉だそうです。
 毛沢東ってすごいです!  そして底抜けに恐いです。
朝鮮戦争に登場(?)する歴史上の人物は金日成、李承晩、スターリン毛沢東胡耀邦マッカーサー、そしてトルーマン
まさに東西冷戦を象徴しています。
 さて本題。今回は前回の解説編です。
貸借対照表は残高、損益計算書は発生額
 貸借対照表は残高なので検証できます。
例えば預金や借入金の残高は「残高証明」を取ることで期末残高を証明します。
 損益計算書で特に大切なのは期間損益計算といって取引の発生日を正しく認識することです。
発生日を間違って認識すると正しい損益になりません。
 発生日が正しいか否かの確認は期末の売掛金や買掛金などの貸借対照表項目を検証することになります。
貸借対照表の区分と配列
 貸借対照表には、会社の財政状態を明らかにするために、営業年度終了日におけるすべての資産、負債及び純資産の科目ごとの残高が記載されています。
 負債の部と純資産の部は資金調達が表示されています。負債は外部からの資金調達です。
純資産は主に株主が払い込んだ資金と過去の利益の蓄積です。
 資産の部は資金の運用状態が表示されています。
流動資産と固定資産に大別され、固定資産はさらに有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産に区分されます。
 負債は流動負債と固定負債に大別されます。
資産と負債の配列は流動性配列法といって現金化しやすい科目の順番に並んでいます。
 流動と固定の区分は営業循環基準とワンイヤールールで判断します。
・営業循環基準
 売掛金棚卸資産など事業に投下した資金で、まだ営業循環過程にある営業資産や支払手形や買掛金などの営業負債を流動区分にするものです
・ワンイヤールール
 営業循環基準以外の資産や負債は現金化できる期間や支払日までの期間が1年以内のものを流動資産や流動負債に計上してその他の資産や負債を固定区分に計上します。
【今回の推薦本】
高橋洋一著「恐慌は日本の大チャンス」
 高橋洋一の本は私の愛読書なので、窃盗事件は本当に残念な思いだ。
それでも元内閣参事官の著者の視点は「するどい」し、政策立案能力も桁外れだと思う。
実現可能性はともかく、考え方も首尾一貫している。
 とくに公務員改革の理念と方法論では右にでる人はいないんじゃないだろうか。
あの事件がなければ、いまごろ大活躍していた気がする。
http://www.amazon.co.jp/%E6%81%90%E6%85%8C%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%A7%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B9-%E5%AE%98%E5%83%9A%E3%81%8C%E9%9A%A0%E3%81%9975%E5%85%86%E5%86%86%E3%82%92%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E6%89%8B%E3%81%AB-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E6%B4%8B%E4%B8%80/dp/4062154994
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