流動比率って何だ?

ヒレンジャク撮影YT氏

 震災からもうすぐ2週間
時の流れが不幸を洗いながしてくれるわけではありません。
ひとりでも多くの方が救出されることを願います。
日本は一から、いいえマイナスから出直さなければなりません。
 今日は経営分析の話です。
 会社にとっていちばん大切なのは資金繰りです。
利益が出ていても資金がなくなって倒産する会社もあります。
これを黒字倒産といいます。
 そうならないために、支払時期が近い借金はいつでも払えるようにしておかなければいけません。
この資金の安全性を判断する基準が流動比率(りゅうどうひりつ)です。
 支払時期が近い借金を流動負債といいます。
そして現金にしやすい資産を流動資産といいます。
流動比率の算式は次の通りです。
流動比率(%)=流動資産÷流動負債
 流動比率とは1年以内に支払わなければいけない流動負債に対して現金にしやすい流動資産がどのくらいあるかを示す指標です。
会社の支払能力を示しています。
200%以上が安全とされています。
【今回の推薦本】
 池上彰著「大衝突 終わらない巨大国家の対立」
「お父さん、また池上彰の本を買ったの?」とガキンチョにいわれています。
池上さんの新書が出ると買わずにいられません。
思えば「そうだったのか!中国」を読んでからです。
執筆のときも、随分と参考にさせていただいております。
 どう表現したらわかってもらえるか。
その苦労や工夫が随所にみられます。
 本書は、私が愛読している「そうだったのか!現代史」の続版です。
激動の21世紀をわかりやすく解説してくれています。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B1%A0%E4%B8%8A%E5%BD%B0%E3%81%AE%E5%A4%A7%E8%A1%9D%E7%AA%81-%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%AF%BE%E6%B1%BA-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%BD%B0/dp/4087466329
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