Debt Equity ratio

コミミズク撮影YT氏

 ちと戻してはガンと下がる。
これ最近の株式市況ですね。
なんか日本経済を象徴した動きです。
閑話はさておき本題です。
 デット・エクイティ・レシオとは負債(Debt)が株主資本(Equity)の何倍あるか(ratio)という数値です。
「負債資本倍率」ともいいます。
負債(借入金)はビジネスが成功しても失敗しても元金と利息を返済しなけりゃいけません。
この数値は会社の資金が、どれだけ返済義務のない株主資本で賄われているかを示しています。
低ければ低いほど会社「つぶれそうにないいい会社」です。
この数値がいいと銀行は喜んでお金を貸してくれます。
 この数値をよくするには、負債を減らすか、または利益を内部留保しなけりゃいけません。
儲けの範囲内でお金を使うということです。
 よく1倍を下回るのが理想と言われますが中小企業には、とても無理な話です。だいたい3倍から4倍でいいほうだと思います。
 計算式は「有利子負債÷株主資本」です。
でも、もっと正確な式は「(有利子負債−現預金)÷株主資本」です。
 この現預金を引いた正味の有利子負債を分子にしたものを「ネットD/Eレシオ」ともいいます。
【今回の推薦本】
 池上彰著「池上彰のやさしい経済学1しくみがわかる」
例によって池上彰さんの新著。最近、続編が出版されました。
いまを生きる基礎知識の経済編です。
経済学の基本はアダムスミスとマルクスケインズ
そしてサッチャーレーガン小泉改革に大きな影響を与えたフリードマン
自由貿易の基本的な理論はリカード
 この5人の理論を勉強しておくと経済政策や経済書がよく理解できます。
基本書といいながら、いつものように大切なところはしっかり解説してくれています。
次は続編です。
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