同窓生

チュウシャクシギ撮影YT氏

調査官「禿げ山税務署の税金取蔵です。よろしくお願いします」
私「税理士のKです。よろしくお願いします」
調査官「???先生(国税調査官は一応税理士の顔を立てて先生と呼びます)には、以前どこかでお会いしたことがある気がするんですが・・」
私「う〜ん。どこかでお会いしましたかね〜」
調査官「他の会社の税務調査ですかね」
私「いやあ、たぶん違いますね。調査ならお名前を覚えていると思います。・・・・失礼ですがおいくつですか?」
調査官「先生と同じくらいですかね・・」
私「私は60年卒ですよ」
調査官「私もそうです。大学は端端大学の商学部計算学科です」
私「おおお!同じです。じゃあ大学時代にお会いしてるんですかね」
調査官「そういえば、先生は第2外国語の専攻はフランス語じゃなかったですか」
私「え〜っ!何で知ってるんですか!大学時代に話をしたことがあるんですかね?」
調査官「あります。あります」
私「そうですか・・。とすると30年ぶりくらいですね。でもはっき思い出せないんですよね〜」
調査官「私は随分太ったのでイメージが変わってしまいましたからね」
私「いやあ太ったのは負けません。ところで同じ大学の同級生同士、本日はお手柔らかにお願いします!」
調査官「いやあ同級生の好みで調査に積極的にご協力願います。でわ早速、社長さんの個人の通帳を見せてくれるようお願いしてください」
私「えっ!なぜ個人の通帳なんかを出さなきゃいけないんですか?お断りします」
調査官「えっ?普通の会社では協力してくれますよ!」
・・同級生は同窓会で会った方がいいですね。

【今回の推薦本】

 ティム・ワイナー著「CIA秘録 上・下」
 アメリカの諜報機関、CIAの誕生から今日までを「噂、伝聞一切なし」で、ソースノートをすべて開示して明らかにしている。
 CIAとかFBIは歴史好きには、なんとも興味の尽きない存在だが、すべて実名の証言で陰謀活動を解き明かしてくれている。
 ただそれだけに本書を読みこなすのは、かなり骨が折れるし、現代史にかなり詳しくないと理解しづらい。面白かったが、知識の乏しい私には、興味のある事件以外は、よく理解できなかった。
もっと広く教養を深めなくちゃ駄目です。
 それにしても冷戦下では、アメリカ合衆国は、共産化を防ぐためなら、軍事政権でも独裁政権でも、汚職まみれでもどんな政権でもよくて、ただひたすら「親米政権を樹立」するために秘密工作を働いていたわけだ・・。「ドミノ理論」に基づいて。
 そういえば日本でも岸信介とか児玉誉士夫、あるいは正力松太郎にCIAの資金が流れていたというのは有名な話だそうです。
http://www.amazon.co.jp/CIA%E7%A7%98%E9%8C%B2%E4%B8%8A-%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC/dp/4163708006
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)