会社法はどう使うのか?

オオセッカ撮影YT氏

 取得請求権付き株式と取得条項付株式、複数議決権株式、議決権制限株式、新株予約権、マイナス合併、三角吸収分割、LLC、LLP、簡易組織再編と略式組織再編、DES・・。

 会社法は、読めば読むほど、どう使っていいのか分からなくなってしまいます。会社経営のためのルールがとにかく変わってしまいました。アメリカ政府の「年次規制改革要求」を丸飲みしてしまったために尋常な変わり方ではありません。

 じゃあ、その法律で何が変わるのか・・・それは誰にも分かっていないのではないでしょうか。みたこともない食材と調味料があって、これから料理を創るのですが、さて何をどう使って、どんな料理をつくったらいいのか分からない。という状況に似ています。

 料理を創る人は弁護士や会計士や税理士などの専門家です。食べる人は経営者です。料理の作り方や食材によっては、毒になるかも知れません。毒はなくてもお腹を壊すかも知れません。

 とても美味しい料理を食べて満足していたら、後で多額の料金(税金)を請求される羽目になるかも知れません。

 臆病な私は、とりあえず今までの定食を注文した方が無難ですね。と説明しています。

【今回の推薦本】

 後藤武士「読むだけですっきり頭に入る日本史」。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796652175/250-3888351-3620225?v=glance&n=465392&s=books

 この本、中学生か高校生向けの受験テキストだと思うのですが、思わず感心してしまいました。最近の参考書って進歩しました。マンガの「ドラゴン桜」を読んでいても感じるのですが、暗記というのは限界があります。

 勉強は感情移入しなければ身に付くものではないと思います。これは税理士試験などの専門職の試験や仕事にも通じるところがあります。
辛い、つまらないと思いながら勉強しても身に付くものではありません。

この究極が会社経営なのかも知れません。

何でも基礎が理解できると面白いです。

(このブログは毎週木曜日に更新予定です)