法人税は、会社単位で申告して納税するのが原則です。
連結納税とは会社単位の申告ではなく、親会社と子会社など経営上の強い結びつきを持つ企業グループ単位で申告する制度です。
実際は別々の会社なのですが、企業グループをあたかも一つの会社のようにみなして申告、納税します。
勝手に連結納税で申告することはできません。適用を受けるには国税庁長官の承認が必要です。適用を受けることができるのは、内国法人である親会社(連結親法人)と国内にあるすべてのその親会社の100%子会社(連結子法人)です。
連結納税制度は、法人税の制度ですから、地方税や消費税にはそのような制度はありません。連結した法人税の申告書を作成し、連結して申告、納付します。
よく誤解される方がいますが、財務諸表を連結する連結財務諸表とは連結対象会社も連結方法も違う別の制度です。簡単にいうと、法人税の申告書を合算して申告します。
でも、この制度、提出資料が膨大になります。安易に選択すると、大変です。よーく考えてから承認を受けましょう。
【今回の推薦本】
新潮社編「週刊新潮が報じたスキャンダル戦後史」
またもや戦後史、くどいくらいに戦後史。
もし札幌医大の心臓移植がなかったら、渡辺淳一は作家になっていなかった。「失楽園」という作品も生まれていなかった・・。
人生、縁と偶然です。
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)