トリガー税率って何だ?

ヒメハマシギとハマシギ撮影YT氏

 ここんとこ2回もマハラジャにいきました。
バブル景気のときさえいったことなかったのに・・。
「わかいね〜」(-_-)と細目でいわないでくださいね。
 ところで税負担の低い国に子会社をつくってお金を貯めると、親会社が税金を払わなければいけないという制度があります。
タックスヘイブン税制といわれています。
税負担が「一定の税率」以下である国の子会社が適用になります。
この一定の税率をトリガー税率といいます。
 日本税制でのトリガー税率は25%でしたが平成22年度の税制改正で20%へと引き下げられました。
これは世界的に法人税が引き下げ競争になっているためです。
 また中国の税負担が25%なので、中国の生産子会社が対象にならないように引き下げた・・・ということのようです。
 トリガーとは、ご存知、銃の引き金のことです。
一定の税率になると引き金が引かれてズドンと「増税という銃弾」がおそってくるわけです。英語にするとストレートでわかりやすくなります。
タックスヘイブン税制もそうです。
税金の安い天国のような国に対する税制・・・というような意味でしょうか?
日本の税法用語では「外国子会社合算税制」
 税制が身近に感じられない原因は「税制の用語や制度」にあるせいなのかも知れません。
【今回の推薦本】
 鈴木宗男著「政治の修羅場」
なんとなく手にしてみたのですが、この本面白いです。
登場人物がなんとも魅力的だからです。
 田中角栄中川一郎金丸信、そして鈴木宗男
共通しているのは叩き上げの苦労人というところ。
情に厚く、繊細で懐が深い。
でも無理をしているので弱みも多い。
 そんな政治家は少なくなりました。
みんな二世か三世か政治塾出身です。
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(このブログは毎週木曜日に更新予定です。でも来週は夏休み)