税金って何だ?

ダイゼン撮影YT氏

のりろー「お父さんってさ、税理士とかいう仕事してるんだよね?」
お父さん「うん、そうだよ」
のりろー「学校の作文で税金について書かなきゃいけないんだ。なんかヒントくれね?」
お父さん「う〜んそうだな〜。たとえば、のりろーの友達の田五作くんが仕事をして儲けたとするな。そこで、のりろーが“おい田五作、儲かったんだから半分よこせよ!”といってとりあげるとどうなる?」
のりろー「それって泥棒じゃねえ?」
お父さん「うん、泥棒とか横領というな。そういうことをしてもいいのは国家だけなんだ。それを税金という」
のりろー「ふ〜ん。とんでもない制度だね」
お父さん「でも税金がなくなると警察も消防署もなくなってしまう。泥棒を捕まえることもできないし、火事になっても誰も助けてくれない。それじゃ生活できないよね。だから社会に必要なものなわけだ」
のりろー「そ〜か。学校もなくなってしまう、ということか。でも儲けたのをとられるのは嫌だよね」
お父さん「そうそう、だから税金で大切なのは公平にみんなに払ってもらうということなんだ。だから法律で決まっている税金以外はとっちゃいけないんだよ」
のりろー「そうか、お父さんは税金を取る仕事をしてるわけだね」
お父さん「うん?のりろー、それは税務署だよ。日本でいちばん怖いところだ」
のりろー「お父さんがそんなこといっちゃまずくねえ?」
お父さん「うっ!口がすべった。誰にもいうなよ」
【今回の推薦本】
上杉隆著「この国の問題点」
上杉隆の40字で答えなさい」の続編だそうです。
前編は読んでいません。
問題点をやさしく要約するのはかなり修練が必要です。
流石、いまいちばん説得力のあるジャーナリストだけあって、この国の問題点の本質を突いてくれています。
 テーマは原発の問題、メディアの問題、政治の問題、国際的な問題、社会の問題の5章。上杉さんはいつも記者クラブについて舌鋒するどく批判します。
記者クラブの体質は原発の問題でよくわかりました。はたしてジャーナリストの世界にジャスミン革命は起こるのでしょうか。  
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