中小企業の節税

アメリカヒドリ撮影YT氏

 どうでもいいことですが・・
「おののく」って「慄く」って書くのですね。
小さな栗は「おののく」・・・
背が低い子どものころ知っていたら自慢したのに。
(意味不明か・・)
 中小企業の節税は、まず役員給与をできるだけたくさん取ることです。
会社経営はいいときばかりではありません。経営状態が悪くなると銀行はお金を貸してくれません(よく「銀行は雨が降ると傘を取り上げる」といわれます)いざというときのために、いいときに会社の貯金と経営者の貯金を増やすことが何より大切です。
 次に大切なのは、費用をもれなく計上すること。そして業績がいいときに資金を留保しておいて、必要になったときに現金化できるような積立をしておくことです。
 後者のために、よく保険が利用されますが、まず国の制度を利用しましょう。
国の制度には「経営セーフティー共済」や「小規模企業共済」があります。
経営セーフティー共済:取引先事業者が倒産して、売掛債権等が回収できなくなった場合に、貸付が受けられる共済制度です。
掛金は費用に計上できますが、掛け捨てではありません。
一定の期間、掛金を納付すると解約手当金として掛金の大半が戻ってきます。
掛金月額は5千円〜20万円の範囲内で自由に選べ、掛金総額が800万円以になるまで積み立てることができます。
小規模企業共済制度:経営者の退職金制度です。
掛金は全額が「小規模企業共済等掛金控除」として個人の課税対象所得から控除できるので、かなりの節税になります。
掛金の全額が掛金月額は千円〜7万円の範囲内で自由に選べます。
当事務所ではこれらの制度の「加入手続のお手伝い」もしております。
【今回の推薦本】
 岩瀬達哉著「血族の王 松下幸之助とナショナルの世紀」
 松下幸之助の本は数多あります。
でも、この本ほど幸之助の実像に迫っている書はないと思います。
 九歳で丁稚奉公に出された少年が、創業する。
知識も経験も資金もない。
やらなければならない仕事が次から次へと沸き起こる。
必死の形相でそれをこなしていく。
社員の育成もままならない。
仕事への意欲と他人への気遣い、新事業への熱意。
思い通りにならない焦燥感。
そこには私たちと等身大の松下幸之助がいます。
30万人の大企業になっても闘争は続きます。
90歳になっても経営への執念は衰えません。
大燈国師の言葉が脳裏をかすめます。
「道(い)うを信ぜよ天然の釈迦なし」
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