最近の株主総会

アカショウビン撮影YT氏

 今日は、ある会社の株主総会にいってきました。株主総会は、色々と勉強になりますので、できるだけ出席するようにしています。

 株主総会に出席していて、最近の傾向として感じるのは、出席者に個人株主の方が増えたということです。特に定年退職を迎えられて、余裕資金を株式で運用されているらしき方が多くなった気がします。

 この個人株主の方達は、虎の子の資産を運用されていることもあって経営者に対して実に辛口でシビアーな質問や要求をされます。その質問に対して、代表の方がひとつ、ひとつ丁寧に答えます。

 かつては、社員株主が議長席を取り囲み、「異議なし!」を連発して、いわゆるシャンシャン総会をしていた頃とは様変わりです。

 経営者の説明責任と利益責任が実に重く感じられる昨今です。大手の上場会社がMBO(マネジメントバイアウト 経営陣による企業買収)によって会社を未上場にしてしまう気も分かる気がします。

 これが資本主義社会としての当然の姿かもしれません。ただ、あまりにも短期的な利益を追いすぎる個人株主の方が多いような気もします・・。
  
 偏屈な私は、いわゆる総会屋さんが仕切ってたころの株主総会を懐かしく思ったりします。いわゆるプロの総会屋さんの質問は迫力があり、よく調べていました。ある本によると、商法294条で利益供与が禁止されたので「総会屋ニクシ」と覚えたそうです。

【今回の推薦本】

 秋本治著「こちら葛飾区亀有公園前派出所 150巻」。ご存知、ハチャメチャな警察官、両津堪吉が主人公のコミックです。第1巻からの愛読者の私としては150巻という響きが感無量です。

今では、私が学生の頃読んでいた「コチ亀」を3人の子供達が、繰り返し読んでいるので不思議な気持ちになります。 

この巻は私好みの「こち亀」ストーリーばかりで、文句なしに笑えました。流行に疎い私はいつもこのマンガで社会勉強をしています。この本がなければ、「萌え系」なんてなんのことか分かりませんでした。

 秋本治さんは、昔は「ガキデカ」の山上たつひこさんの名前を文字って、山止たつひこ、というペンネームで書いてました。

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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)