事前確定届出給与

大きくなった五郎(ゴロウ)

 年度末です。
卒業式は終わり。
次は入学式。
 僕にも、そんなころがあった。
ほんの少し前の話です。
うそじゃありません。
本当に少し前です。
 当時は田中角栄が首相でした
(ね!少し前でしょう?)
テストに「記憶がありません」と答えました。
わかるかなあ、わかんないだろうな。
 息子がもうすぐ寮生活に入ります。
可愛い子には旅をさせよ、です o(T^T)o
 ところで法人税で経費(損金といいます)になる役員の給与は下記の3つです。
1.定期同額給与(通常の役員報酬
2.事前確定届出給与
3.利益連動給与(上場会社に限定されています)
 事前確定届出給与とは文字通り支給することを税務署に届け出た給与です。
通常は定時株主総会の後の取締役会で承認してから届出書をして支給するのが普通です。
 届出書の提出期限は決議をした日から1か月を経過する日です。
例えば5月の株主総会後の取締役会で決議して6月に支給します。
 支給の確定が職務開始日ですので業績に応じた賞与(決算賞与)は対象外。
 前期に引当計上したり未払計上している場合は税務上認められません。
でも、疑問があります。
例えば5月25日に株主総会を開きます。
5月30日に事前確定の給与を支給します。
事前届けの期限は「1月を経過する日」なので6月24日です。
 さて支給した後で、届出書を提出して「事前確定届出」になるのでしょうか?
ということで、今回は終わり。
この続きは顧問契約を結んでる方に限り・・なあんて。
(ちゃんと答えを言えよ!!!)
【今回の推薦本】
 早野透著「田中角栄 戦後日本の悲しき自画像」
 元番記者が描く田中角栄の実像・・・
角栄の本は何冊も読みました。
なかでも本書は秀作です。
慈愛に満ちた視線で、田中角栄の実像と軌跡を淡々と語ります。
 思えば戦後政治の象徴的な存在が田中角栄でした。
よくも悪しくも傑出した人物でした。
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