贈与って、どうよ?

白鳥 撮影YT氏

 こどもの入寮と入学で函館にいってきました。
あのころの記憶がよみがえって。
なんとも切なくなりました。
あのころ僕は詩人だった(ホントかよ!)
 今年の税制改正では教育資金の一括贈与が何かと話題になってます。
もともと教育資金の贈与は非課税なのですが一括贈与できるのがミソ。
でも、この制度は信託銀行のためにできた税制ですね。
新しい制度ができると、現行の制度を忘れがちなのが常です。
住宅取得資金の贈与の方が威力はあります。
 父母や祖父母から住宅取得等資金の贈与を受けても非課税という制度です。
住宅取得等資金をもらって、住宅を取得して、その住宅に住むのが条件です。
一般の住宅の非課税限度額は下記の通りです。
 平成25年のときは 700万円
 平成26年のときは 500万円
省エネ等住宅の場合は
 平成25年のときは1200万円
 平成26年のときは1000万円
 実際には細かい適用条件があります。
申告も必要なので、この特例を使うときは税理士に相談してください。
【今回の推薦本】
 上田二郎著「国税局直轄 トクチョウの事件簿」
税務調査の本は数多読んでいますが、この本はずば抜けて面白いです。
査察じゃなく特別調査部門の部隊が対象だからです。
 税務署でも、ここまでやる。
こうでなけりゃ課税の公平は保てません。
思えば一度だけ特別調査情報官の調査を受けた経験があります。
「先生は知らない方がいいですよ・・」
といわれてしまいました。
「騙された・・・」 
本書に出てくるような税理士にはなりたくないなあ・・。
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