上場日記(曲者助っ人 その4)

キビタキ撮影YT氏

 晩秋の折り、どうお過ごしでしょうか?
風邪などひかぬようご自愛ください。
ということで今日は先週に続いてフィクション「上場日記」です。
 木村主任が早速、決算作業に取りかかります。
コクヨの伝票をすさまじい早さで起票したかと思うと、次から次と手書きで台帳をバリバリ付けていきます。端にインデックスをつけて50音順にします。
年期が入っていて流石です。パソコンには見向きもしません。
 森本さんも須原さんも目を丸くして見ています。
今回は木村主任の手腕に頼るしかなさそうです。『緊急避難』ということばが頭に浮かびます。
 しかし上場のための経理体制の構築とは、ほど遠くなってしまっています。
K「木村主任、流石ですね。でもすべて手書きじゃ対応できませんよね。森本さんと須原さんに会計システムに入力してもらったら如何ですか?」
木村主任「会計システムは、前の職場のをもってきました。先生の横にあるのがそうです。」
私「こ、これですか・・・。」
【今回の推薦本】
 「池上彰の戦争を考える
 テレビ東京の報道特番を書籍にしたものです。
私はほとんどテレビはみないので、番組は見ていません。
それゆえ、本書を読んで新鮮な驚きがありました。
 読みやすい構成、みやすい図解、理解が深まる歴史写真。出版不況の中で、著者や編集者の努力の跡を感じる本です。
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)