もっと知りたい相続税

ハジロカイツブリ撮影YT氏

チャーニン「少なくとも、俺たちはがんばったよな」
アイガー「まあな。でもパーティーに着いたら、女の子がみんな帰ってた、って気分だな」
ムーンベース「おいおい、まるで膝に毛布をかけてマイアミ・ビーチに座っている年寄り連中みたいじゃないか」
・・・グーグル秘録より。
 さて本題、前回のブログの続編です。
 相続財産をたくさんお持ちの方が亡くなると、相続した方は相続税を払わなければなりません。
相続税は現金で払うのが原則です。
相続税が多額になったり、現金が不足すると相続人は大変な苦労をします。
 まず大切なのは相続でもめないようにすることです。
次に相続税の仕組みを理解して、相続人の方が安心して納税できるようにしたいものです。
1.相続税はどうやって計算するの
 相続税の計算は複雑ですが、まずおおまかな流れを理解しましょう。大まかな流れは3つです。
(1)まず相続税がかかる財産がどのくらいなのか計算します。
相続税がかかる財産=相続した財産−債務(借入金)と葬式費用−基礎控除(注)
 (注)相続税基礎控除=3000万円+600万円×法定相続人の数
(2)相続税の総額を計算します
 相続税の総額は、相続財産を民法で定められた相続分どおりに分けた場合の相続税額です。
民法で定められた相続分を「法定相続分」といいます。
(3)各相続人の税額を計算します
 実際に相続した財産の比率で相続税の総額を配分した税額が納税額です。
2.相続税はどうやったら節税できるの?
 相続税を節税する方法はいろいろあります。
基本は相続税がかかる財産を減らしたり、評価額を下げることです。
代表的な節税策は次の3つです。
(いずれも専門知識が必要になるので検討される場合はご相談くださいね)
(1)財産を生前に贈与する
 シンプルですが効果が大きいのが生前に財産を贈与する方法です。
ただ本当に贈与した証拠を残さないと税務署が認めない場合があるので注意してください(1月20日のブログも読んでくださいね)
(2)不動産をうまく活用する
 賃貸アパートなどを購入すると相続財産の評価額は大幅に下がります。
でも不動産賃貸はリスクも伴うので慎重に検討しなければいけません
(3)不動産の特例(これを「小規模宅地等の特例」といいます)を有効に活用する
 一定の条件を満たすと自宅の敷地の評価額は20%になります。
この特例をうまく活用できるか否かで納税額におおきな影響があります。
【今回の推薦本】
 安土敏著「小説 スーパーマーケット上・下」
 伊丹十三監督の「スーパーの女」の原作として有名なのが本書です。
GMSという業態は生き残れないのではないか、とさえいわれている昨今です。
流通産業が元気だったころの話が読みたくて購入しました。
 スーパーマーケット経営のテキストだそうです。
著者の本名は荒井伸也といって住友商事出身。
サミットストアに出向して社長になった人物です。
映画化されてだけのことはあって確かに面白いし、なるほどの経営書です。
終わり方が現実的で僕好みでした。
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%88%E4%B8%8A%EF%BC%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%AE%89%E5%9C%9F-%E6%95%8F/dp/4061831836
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)