上場日記(書類の山)

ヒバリ 撮影YT氏

 日本経済はアクセル全開という感じ。
株も不動産も賃金も無理矢理上げてます。
速度があがっても、金利というブレーキはマイナスになりそうな水準。
あのときのように急ブレーキを踏むようなことにならなきゃいいけど・・
 さて今日はフィクション「上場日記」
前回は会社が急成長して経理処理が間に合わなくなってきたところまででした。
 書類が増えていきます。書類の山の中に机が埋もれている感じです。
なにがどこにあるか、さっぱりわからなくなってきます。
僕「もっちゃん!この仮払金の仮払精算書と領収書どこ?」
森本さん「はっ、はい。たしか、この辺ですが・・。」
うずたかく積まれた書類をごそごそ捜しています。
 さっぱりでてきません。
ファイリングが追いつかないのです。
経理の実務は、ファイリングに始まりファイリングに終わるといっていいくらいです。領収書や契約書を確認できないのでは仕事になりません。
 ライズ社は仕入代金以外の出金は郷原会長の承認がないと出金できません。
社員は会長が怖いので、支払承認申請書を書くのを嫌がります。
なるほど無駄なお金を使わないので、利益が出る筈です。
【今回の推薦本】
 橘玲の最新作「中国私論」
誰にとっても不可解な、遠くて近い中国という国。
中国の現状と歴史。そして不幸な日中関係
本書を読んで、はじめて中国という国をなんとなく理解できた気がします。
出だしはいきなり中国10大鬼城(ゴーストタウン)観光。不意をつかれたような衝撃。中国は統治するには広大すぎるし、人口も多すぎる。毛沢東のような強烈なリーダーじゃなければ分裂する運命にあるのかもしれません。
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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)