税務署から相続税の申告書

オジロビタキ撮影YT氏

Solon「いやあ、すまんすまん。道に迷っちゃってね」
税理士K「Solonくん、何度も来てるのに何故迷うのよ。久々の登場なのに40分も捜したじゃない・・」
Solon「いやあ多忙でボーっとしてたら出口を間違えてしまって・・ところで相続税増税が決まったみたいだね」
税理士K「こういうう状態で。先制パンチを出しますか」
Solon「たしか1年半前くらいに、同じ話題で話したよね」
税理士K「そうそう。相続財産のうち課税を免除する基礎控除の金額が6割になってしまうという話だったんだけど、今頃改正が通ってしまった」
Solon「僕たちのような貧乏人はともかく、富裕層にはたまりませんな。
で、いつからそうなりそうなの?」
税理士K「平成27年の1月から。それが富裕層だけじゃなくて、一般庶民にもかなり影響がありそうですよ。相続のセミナーが大盛況とか」
Solon「もう少し改正内容を教えてよ」
税理士K「うん?今日はあまり突っ込まないね」
Solon「1時間も遅刻した上に40分も迷ったからね」
税理士K「相続税基礎控除の式を書いてみようか・・・」
改正前:5,000万円+1000万円×相続人の数
改正後:3,000万円+600万円×相続人の数
Solon「なるほど相続人がひとりだと3600万円しかないのか・・」
税理士K「そうそう。だからお亡くなりになると必ず税務署から相続税のお尋ねと申告書が送られてくる時代になるわけ」
Solon「僕は子どもいないけど、どうなるの」
税理士K「うん、たぶん奥さんの方が長生きだろうから、相続人は奥さんとSolonくんのご両親、もしご両親がお亡くなりになっている場合は兄弟が法定相続人だね。
配偶者は相続財産が1億6千万まで無税なので全部奥さんが相続することになるんじゃないかな。そのときは僕が奥さんの相談にのるよ」
Solon「僕は死にません。Kが死ぬ前には死にません」
税理士K「・・・相続の話って空しいね。“愛猫の五郎(ゴロ)に全財産を相続させる”という遺言を残してみようかなあ ヾ(=゚・゚=)ノ」
Solon「いくらでもないけどね・・・」
【今回の推薦本】
 有馬哲夫「児玉誉士夫
 児玉誉士夫ロッキード事件で突如マスコミに登場しました。
どういう人物だったか、本書の内容は著者の「自著を語る」が適切です。
白州次郎は興味深い人物ではあるが、基本的にはメッセンジャーボーイだった。吉田茂は日本人に対してはワンマンぶりを発揮するが、政権を永らえさせるためにウィロビー(マッカーサーですらない)にひたすら媚を売っていた。
 占領軍やアメリカに逆らったヒーローがどうしても欲しいというなら、なぜ児玉誉士夫を取り上げないのだろうか。NHK的にいうなら、彼は「占領軍を手玉にとった男」であり「CIAと渡り合った男」だった」
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%90%E7%8E%89%E8%AA%89%E5%A3%AB%E5%A4%AB-%E5%B7%A8%E9%AD%81%E3%81%AE%E6%98%AD%E5%92%8C%E5%8F%B2-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9C%89%E9%A6%AC-%E5%93%B2%E5%A4%AB/dp/4166609041/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1363241231&sr=1-1
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