更正の請求期間の延長?

タマシギ撮影YT氏

 今日は「税金を払いすぎたら」の続編です。
もう12月ですが今頃になって、やっと平成23年税制改正に関する法律「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律」というのが公布されました。
 この法律では「更正の請求」に関する規定が改正されています。
「更正の請求」とは税金を納めすぎたときに、誤っている点を直して正しくすることを請求する制度です。
 この更正を請求できる期間が延長されました。
具体的には平成23年12月2日以後に申告期限がくる国税については、更正の請求ができる期間が法定申告期限から原則として5年に延長されました。
 なお更正の請求をするときは、その「事実を証明する書類」の添付が必要となることが明確化されています。
 また事実と異なる更正の請求書を提出した者に対する罰則(1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)も設けられました。
 でも、いいことばかりじゃありません。平成23年12月2日以後に法定申告期限が到来する国税について、税務署が増額更正をすることができる期間が、改正前は3年のものについて5年に延長されました。
 といういことで正しい申告をしましょうね。
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 この本は電子書籍の核心を突いています。
出版社は電子書籍で収益をあげることはできない。
コンテンツ制作者の印税も限りなくゼロに近づいていく。
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書籍好きの僕には、かなり衝撃的な内容です。
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すべてがデジタル化する社会が本当にいいのでしょうか?
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