なぜ金融危機になったのか

ツルハシギ撮影YT氏

 桜の季節になりました。
不景気な中でも「今年も綺麗だな」という、素朴な喜びってありますね。
せめて、その感覚は持ち続けたいものです。
 ところで、不景気になったきっかけは金融危機でした。
なぜ金融危機になっったのでしょう。
素人の理論ですがこんなふうに考えてます。
・お金を預かった人(銀行)がそのお金を投資したら預けた人(預金者)のリスクが高すぎる
・だから昔は銀行業務と証券業務は厳格に分離されていた
・金融自由化とかいってその垣根が段々崩れてきた
・ついには投資銀行なるものがでてきた
投資銀行は預かったお金を、そのまま投資するようになった
投資銀行は運用利回りが高ければ高いほど手数料が稼げる
・自分のお金を運用するわけではないので損失が生じても投資家の自己責任。「ごめんなさい」といえば済んでしまう
・ハイリスクハイリターンの商品に投資するようになる

 まあ、幼稚な理論ですが・・でもこれを「エージェント問題」というそうです。
バブルの頃の不動産がそうでした。
儲かる話には詐欺師まがいの人が跋扈するのが世の常のようです。
【今回の推薦本】
 金森重樹著「借金の底なし沼で知った お金の味」
「1年で10億つくる! 不動産投資の破壊的成功法」を読んで「金森重樹って、ただもんじゃない!」と思ったのですが、この本を読んで、「ホントに凄い!」と感嘆してしまいました。
 この本は、ある意味「ナニワ金融道」よりすごいことが書いてあります。
ナニワ金融道」は「いかに騙すか、いかに騙されないか」をテーマにしていますが、この本は騙されて多額を借金を背負って、その経験から覚醒していく実話ですからすごい重みと説得力です。
経営の本質が凝縮されていて、とにかく一押しです。読んで損はありません。
http://www.amazon.co.jp/dp/4479771336/?tag=yahhyd-22&hvadid=15986731541&ref=pd_sl_22hbfkjtj7_b 
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)