会計学と価格

アカアシシギ撮影YT氏

 会計や税務で一番難しいのが「適正な価格」です。上場株式のように取り引きされる価格がある資産はいいのですが、ほとんどの資産は客観的な価格はありません。

でも適正な価格を計るのは不可能だとあきらめてしまうと儲けを計算したり、財政状態を把握するのは不可能になってしまいます。

 そこで会計学では、すべてのものが貨幣的に評価できるという前提をおいています。これを「貨幣的評価の公準」といいます。

 価格には静態的な価格と動態的な価格があります。静態的とは、例えばスーパーにいったときに売られている牛肉の価格のようなものです。「霜降りの松阪牛」が2千円で売られているような状況です。

 でも、価格は変動するのが常です。閉店間際にスーパーにいってみると、「半額にします」という赤札が貼られていたりします。これが動態的価格(本当かよ?)です。

我が家の夕食は、いつも動態的価格で購入された食材が並んでいます。これが本当の意味での会計学を生活に活かすということです。(嘘だろ!!) 
  
【今回の推薦本】

 渡辺仁著「マザーズ族」。当事務所は零細会計事務所ですが「上場したい」という相談は、よく受けます。マザーズ上場は決して目標達成ではなく企業経営の一里塚ですが、一部の例外の方を除いて、一代で上場までもっていく経営者は、やはり卓越した「何か」を持っています。

経営者次第というのがマザーズの魅力でもあり、欠点でもありそうです。

 バリューコマース、マガシーク、日本M&Aセンター、ソースネクスト、インタースペース、GCA、アクロディア、パイプドビッツ、ドリコム、サイバーステップ、ミクシィ、アドウェイズ、比較.com、MontaRO,ラクーン、ネットエイジグループ、リミックスポイント、メディア工房、インスペック、応用医学研究所、システムインテグレータ、エスティック、マルマエ、ファーマフーズ、ゲームオン、東京市場フーズ、ペッパーフードサービス、ジェイプロジェクト、トリドール、インフォマート、イントランス、いい生活、日本レップ、ネクスト、エムケーキャピタルマネジメント、リビングコーポレーション、ジャパンインベスト・グループ、GAVA、ノバレーゼ、パシフィックネット、ビューティー花壇・・。

覚えきれませんね・・。あなたは何社知っていますか?私は事業内容まで知っている会社はたった11社でした。

この中で一部上場まで漕ぎ着けるのはどの会社なのでしょうか?

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%BA%E6%97%8F-Leading-Entrepreneurs-TSE-Mothers/dp/4334934102/ref=pd_bbs_sr_1/250-5930644-1769014?ie=UTF8&s=books&qid=1181260993&sr=8-1

(このブログは毎週木曜日に更新予定です)