資金運用の話

クロツグミ撮影YT氏

 先日、証券会社の担当者から電話がかかってきました。投資のご案内です。
担当者「いまなら、5年間固定していただけると、年利1%を確保できる商品があります。」

5年間の流動性と引換に1%の利率です。村上ファンド日銀総裁が得た利益とは随分違います。5年間も使えないのでは、おちおち病気にもなれません。

 また、後日、同じ担当者から電話がかかってきます。

担当者「○○株式会社の株をお持ちでしたよね。その株にTOBがかっています。どうされますか?」

昔、お付き合いで150円で買った株の話です。現在の株価は120円くらいです。TOBというと高騰するイメージがありますが・・・。

私「TOBの価格はいくらですか・・・」

担当者「TOBの価格は98円です。」

私「・・・・・。遠慮します(売るわけないだろ!!)」

 私のようになってはいけません。でも素人は、運用で儲けようとしない方が無難のようです。運用とは一種の博打です。儲かる人がいるのは損をする人がいるからです。博打と同じでプロや資金力のある人にはかないません。

 投資のプロは、2000年頃にロシアンなんとかファンドを購入しているそうです。このファンドの利回りは、なんと31.6%だそうです。「私も、そういうファンドを買いたい!」と一瞬思いますが、私が欲を出すと近未来通信のような詐欺に引っかかるのが落ちです。

 損をしても、運用益が少なくても、うん、これでいいのだ。
   
【今回の推薦本】

 読売新聞戦争責任検証委員会著「検証 戦争責任Ⅰ」。渡邉恒雄ナベツネ)さん肝煎りの企画です。昔からアンチジャイアンツでヤクルトファン(アンチジャイアンツのくせにヤクルトファンというのは軟弱かも知れませんが・・)昔からナベツネさんのイメージが嫌いなので読む気がしなかったのですが、先入観で判断してはいけません。

 昭和史は随分読んでいる(まだ理解はできていませんが・・。)つもりだったのですが、この本は読み応えがあります。「あの戦争」を多角的にとらえており、過去の知識が多分に「思い込み」だったことが分かります。

 私だけでなく、みんな思いこみの部分が強いのが「あの戦争」なのではないでしょうか。ナベツネさん、少し見直しました。

 でも、あの尊大な態度は好きになれないし、あの社会部(黒田軍団)なきあとの読売新聞の体質も好きになれませんが・・。

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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)