「おれおれ詐欺」は、ずいぶん有名になりましたが、まだ沢山の被害者がいるようです。被害にあった人が、騙されて振込んだ口座の銀行に損害賠償を請求したら、銀行が負けたとか・・・。
そのせいもあって銀行がキャッシュカードの引出限度額を勝手に制限している気がします。先日、仕事の都合で預金を振替えようとしたら、「本日の引出限度額を超えています」とメッセージが出て、必要なお金を振り替えることができません。
短気な私は、思わず窓口で「昨日まで降ろせたお金を、なんで急に勝手に降ろせなくするんだ!」と怒鳴ってしまいました。
こんなことで頭に血が上るようでは、まだまだ修行が足りません。でも、やっぱり納得できません。銀行は「マネーロンダリング対策で金融庁から厳しく指導されている」なんて説明していましたが、そんないいわけ信用できません。
私には銀行責任が問われるようになったため、利用者の不便など考えずに自衛に走っているだけに思えてなりません。いや、そうに違いありません。(と決めつけてしまおう)
さて、最近は税務署詐欺というのまであるそうです。なんでも金持ちの人に電話をかけて「○○税務署ですが、実はあなたには多額の未納税金があります。今、振り込んでくれたら税金を安くしてあげるので、どこそこの口座に振り込むように」という手口だそうです。
これ相手が金持ちなのが味噌ですね。騙されても訴える人が少なそうです。
ホントかよ!!っと思わず突っ込みたくなる手口ですが・・・。
【今回の推薦本】
井沢元彦著「井沢式 日本史入門講座 ①和とケガレの巻」。ご存知「逆説の日本史」の井沢さんです。流石、織田信長や聖徳太子を通じた日本史の見方は説得力というか、他の歴史学者にはない「なるほど感」があります。
井沢さんがいつも強調するのは、和、ケガレ、怨霊信仰、言霊信仰です。ただ、井沢さんは、和、ケガレ、怨霊信仰、言霊信仰はすべて宗教なのだといいます。いつのまにか自覚のないままに、私も日本教の信徒だったわけです。
でも、何の自覚もなく、何となく影響を受けていることをすべて宗教と定義づけるのは、少し無理があるような気もしますが・・。
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)