危ない会社の見分け方

ツグミ 撮影YT氏

・売上が増えてないのに、売上債権が増えている
  →不良債権を損失計上できていない

・売上に比較してやけに在庫が多い
  →不良在庫や架空在庫が計上されている

・多額の仮払金や立替金が計上されている
  →経理が混乱して何の支出か分からなくなっている

・人件費に比較して未払費用の額が多い。人件費に比較して法定福利費の比率が低い。
  →給与の遅配や社会保険の未払がある。未納の社会保険料を計上していない

・預り金が多額に計上されている
  →源泉所得税の未納が多額に計上されている。

・売上が落ちているのに、少額だが利益が経常されている
  →仕入や経費を先送りしたり、売上を前倒しして利益調整をしている

・利益が出ていないのに未払税金(未払消費税)という科目の残高が多額
  →過年度の消費税が未納のままになっている

・現金残高が何百万(何千万)もある
  →使った経費を計上できずに現金があることにしている

 上記の兆候はないが、どうも経営状況が悪いようだ・・と思う場合は、総資産に対する預金残高をみる。月商の数日分しかない場合は、簿外(帳簿に計上していない)の負債がある可能性が強い。 

【今回の推薦本】

 「獄中の人間学」太平洋戦争後の捕虜生活体験者の古海忠之氏と城野宏氏の対談集。貴重な人生訓が述べられています。
昭和57年刊行本の復刻版です。

Amazon CAPTCHA

アマゾンのサイトは残念ながらNOイメージになっていました。

(このブログは毎週木曜日に更新予定です)