上場日記(財務ソフト)

カイツブリ撮影YT氏

 さて「フィクション・上場日記」の続きです。
先々週はとりあえず経理要員が揃ったところまででした。

 まずは財務ソフトの立ち上げです。実は私はコンピューター音痴です。
誰にやってもらおうかと見回します。
 経理のメンバーは、みんな私がやるものと興味深々のまなざしです。
仕方ありません。事務所で業者の人が組み立ててた記憶を頼りにセッテイングです。
(先生とはお馬鹿さんに対する呼称である・・なんて呟いて)
 作業半ばで女性職員が話しかけてきます。小柄で華奢な体型。のんびりした感じで、声が鼻に抜けるような話し方をします。ついさっきまで高校生だったような雰囲気です。
須原さん「せんせ〜い、私、須原です。ビジネス専門学校でウインドウズって勉強しましたよ〜。でも経理はわかんないですよ〜。社長がお前は経理だって〜。ところで先生はお酒は飲みますか〜。」
私「よろしくお願いします。色々勉強してくださいね。お酒は好きで毎日飲みますね〜」
須原さん「まあ、嬉しい。私も家で毎日飲んでるんですよ。一升くらいすぐ飲んじゃいますよね〜。」
 この子は未成年のような気がするのですが・・。
これが仕事じゃなければ楽しいのですが・・・。
 森本さんと須原さんには、まず預金出納帳の記帳の仕方と振替仕訳を教えて、会計ソフトに入力してもらいます。
三浦課長は現金で手一杯ですし、パソコンが使えません。
まさしく金庫番です。
【今回の推薦本】
 逢沢明著「国債パニック 」
いま話題のゲーム理論で破綻時期を警告する書です。
2014年秋が危ないので緊急出版とか・・・
国債の問題をゲーム理論でひもといているので、非常に分かりやすい。
 国債を国内で消化できなくなる時が破綻の時期。
破綻をしかけるのは外資のファンドというストーリー。
国債パニックとは国民の貯金で国の債務を一気に返済する現象です。
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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)