上場日記(M&A14) 最終回

カツオドリ 撮影YT氏

なんと半年もさぼってしまった。う〜んいけませんね。
さて今回は上場日記の最終回です。話は全然終わっていないのですが、これでお終い。この先を書きたいと思わないのです。
もう前回までの経緯は忘れてしまったと思うのですがM&Aデューデリの報告の最中でした・・。
 深夜2時を過ぎています。
報告会の空気は、一気に緊迫してきました。
弁護士が、おそるおそる切り出します。
弁護士「今回の法務監査では、時間的な制約がありまして、私どアーンダーセン古川といたしまして、最大限の努力を・・・」
郷原会長「何十億もの買い物なんです。後から、経営陣が嘘をいってました、じゃ困るんです。だいたい、彼らが証言したという証拠は残してくれたんですか?」
弁護士「も、申し訳ありません。早朝に、先方に訪問させていただいて、説明内容に間違いがないことについて書面で確認させていただきます。」
 会議テーブルの横のソファーに控えていた山二証券の山下次長が、おもむろに発言します。
次長「先生、我々としてもそれは是非お願いしますよ。ところで、買収監査ではとりたてて大きな問題はなさそうだ、という気はします。いかがでしょう本日は、もう遅いですし、早朝のこともありますので、また翌日ということにしませんか?」
さすが場数を踏んでいるだけあって、妙な説得力があります。
場の雰囲気が変わってきました。
お終い。
(このブログはときどき更新してます)