上場日記(M&A その3)

goroo(^・x・^)o

 事務所の仲間を募集してます。決まるまでは気がかりで、なんとも落ち着きません。どうも時期的に難しいのかも知れません・・。どなたかご縁がある方はいないでしょうか?
さて今日は久々にフィクション上場日記。M&Aの続きです。
 急成長しているといっても、ライズ社はまだ設立2年の会社です。
資金繰にも余裕がありません。買収しようとしている会社は、上場企業のようです。だいたい未上場会社が上場会社を買収していいのでしょうか?
紺のスーツの方が名刺を差し出してきます。
 山二証券・企業法人部・次長という肩書きが記載されています。山下さんという方です。
山下次長「日本BMというメーカー向けの精密機械の輸入販売の会社です。古くは親会社のBMインターナショナルと藤川愛一郎という人がに合弁で設立した会社です。ご存知ですか。」
私「会社は知りませんが、藤川愛一郎というと経団連の会長だった方で、岸山内閣のときの外務大臣だった方ですよね。じゃあ、かなり歴史のある会社ですね・・。」
 藤川愛一郎が外務大臣に就任したときには“絹のハンカチを雑巾に使う”と噂されたという逸話もあったそうです。政界進出後は、私財のほとんどを政治資金につぎ込んだことでも有名です。
山下次長「現在はアメリカのBMインターナショナルが持株割合が51%の上場会社なんですが、せんだて、そのBMインターナショナルが業績不振でチャプターイレブンといって、日本でいう会社更生法の適用を受けるはめになって子会社を売ることになったんです。」
【今回の推薦本】
 鬼頭誠司著「なぜ、あの店は生ビールが120円でも儲かるのか?」
 ストーリーで学ぶ飲食店の経営指南書です。損益計算書は経営成績という結果ですが、結果を出すための課題は山積みです。組織風土、メニューの食数・売れ筋、人件費や食材などのコスト、スタッフの教育とモチベーション、目的とビジョン、予実管理、そして経営理念。他人に任せる勇気・・。
 なかなかいい本だと思いました。
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)