ああ節税(その2)

むかしのGoroヽ(=^‥^=)丿

 5月最後のブログ。
早くも半年が経過しました。
ところでブログのタイトルに「節税」なんて書くと、税理士は罪悪感を感じます。
それが実情だと思います。
 「節税」と「脱税」は紙一重のことが多いからです。その中間地帯には「租税回避」という大きな川があります。その川を泳いでいると「脱税」という岸に流れ着いてしまうわけです。「企業の節税 報告義務」なんて記事が日経に出てました。
国税庁国税局にとって、その大きな川はすべて「脱税」に見えるのでしょうか。
 さて今日は先週の続きで経営者の節税についてです。
先週は節税方法は三つと書きました。
 でも、よく考えると奥の手として、会社経営をしている高額所得者は次の選択肢もあります。
この方法は、長期的な節税方法になります。
4)総合課税の所得を少なくして分離課税の所得を多くする
 次に考えられるのは、所得税だけではなく法人税もからめて税金を考える方法です。この方法は、会社を利用して節税する方法です。
5)会社を利用して会社や家族に所得を分散する
これで節税の方法は5つになりました。では具体的に考えてみます。
(ところで先週書いた上場会社の配当でも持株比率が3%以上だと総合課税になります)
【今回の推薦本】
 佐野眞一著「誰も書けなかった石原慎太郎
すいぶん前の本ですが最近文庫本で読みました。賛否両論あるのはわかりますが、こういうノンフィクションを書けるのは佐野眞一だけです。
 開高健北杜夫安岡章太郎吉行淳之介大江健三郎高橋和巳そして庄司薫。慎太郎と同世代には好きな作家がたくさんいたのですが、慎太郎だけは読む気がしませんでした(最近はたまに読んでます)。佐野眞一も同じような感覚をもっていた気がします。
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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)