中小企業者の課税の特例

コアオアシシギ撮影YT氏

 「中小企業の税務的なメリット」
ときどき質問をいただきます。
以下のような回答になります。
ブログにも書いておこう、まる。
1貸倒引当金の繰入(法法52、措法57の9)
 度重なる改正で引当金のほとんどは損金不算入になりました。
中小の貸倒引当金は国家記念物並みの引当金です(笑)
2繰越欠損金の80%控除の不適用(法法57、58)
 過去の損失があっても納税が必要。中小は特例で100%控除。
でも、この制度の縮減が検討されてます。
法人税率の軽減(法法66)
 平成26年3月までは本則は25.5%。
中小の800万円以下は、なんと大盤振る舞いの15%。
この制度は本年度で、間違いなく打ちきり。
・・・ということで来週に続く。
【今回の推薦本】
 橘玲著「臆病者のための億万長者入門」
 資産を守るための第一のルール
「金融機関が熱心に勧誘するウマそうな話はすべて無視する」
この主語は金融機関に限らない。
当たり前のルールなんだけど、みんな騙されるまで本当には理解できない。
「理性はつねに感情の奴隷でしかない」とはデイヴィッド・ヒュームの言葉。
 だからこういう本を繰り返し、繰り返し読んで金融リテラシーを高めないと生き残れない。そんな時代が来るのかもしれません。
 将来の予期せぬ環境変化に対して、どのように資産を守るべきか、この本には、そのために必要なことが書いてあります。
http://www.amazon.co.jp/%E8%87%86%E7%97%85%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%84%84%E4%B8%87%E9%95%B7%E8%80%85%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A9%98-%E7%8E%B2/dp/416660970X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1401092521&sr=1-1&keywords=%E8%87%86%E7%97%85%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%84%84%E4%B8%87%E9%95%B7%E8%80%85%E5%85%A5%E9%96%80
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)