原価を計算する

キジ撮影YT氏

 今日は原価計算の話です。
会計人にとって鬼門なのが原価計算・・・
S社長「化粧品と健康食品の工場を買収したのですが・・」
K「えっ、いつですか?」
S社長「先月末です。買収価格は8億円ほどでした」
K「8億ですか!」
S社長「儲かりゃ安いもんです。それでこれが契約書・・・」
K「こ、この厚さ。まず個々の資産の取得費を確定しなくちゃ経理ができません」
S社長「それもお願いしますが、原価計算とやらが必要とか・・」
K「製品を売るなら、原価計算は当然必要ですね」
S社長「何が難しいんですか?」
K「原価計算を簡単にいうと・・」
S社長「ふむふむ」
K「まず材料を買いますよね。その材料に人件費や経費をかけて加工します。その材料費と加工賃をまだ作成中の仕掛品や製品に按分していくんです。この手続がどうしても複雑になります」
S社長「なるほど。それが工業簿記ですね。何級ですか」
K「工業簿記の2級です」
S社長「じゃあ工業簿記2級の人を採用します。あとはできますよね」
K「(むむむ・・・)僕はメーカー出身です・・・・
できないわけが・・・(あったりして)」
 原価計算は、まず原材料、仕掛品、製品の数量管理。次に原価分析です。
なかなか手応えがあります。
【今回の推薦本】
 和田秀樹著「医学部の大罪」
 診療所にいくと大量に出される処方箋。
首相でさえ海外で使われている新薬で治療してもらえないドラッグ・ラグ(新薬を国内承認できるまでの時間差)の問題。
やたらと手続が面倒で、行列のできるメタボ診断。
 「日本の医療制度はどうもおかしい」と感じているのは僕だけじゃないはず。
本書を読むと真実がわかります。
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