預金残高を合わせる

立山とミドリガ池 撮影YT氏

 「預金は帳簿残高と通帳残高が合って当たり前」ですが
合わないこともあるのが経理実務です。
 私がまだ若かったころ、始めて当座預金の照合票と帳簿の消し込み作業をしたとき、どうしても650円合いませんでした。夢にまで見ました。
今でも時々思い出します。
 ということで会計処理を溜めてまとめてやるので合わないのは論外ですが、入出金の件数が膨大な会社は通帳の残高と会計帳簿を合わせるのは、結構骨が折れます。
 業種やによっては売掛金入金が膨大にあり、売掛金の消込み作業に多大な時間を要するため入金処理が遅れる会社もあります。
 もともと、いまどき力作業で合わせているのが問題なのかも知れません。
照合に苦労している会社は業務の流れや処理方法に問題があったり事務処理の効率化やシステム化が必要な場合も多々ありそうです。
 一般消費者からの振込が多大にある会社はバーチャル口座を利用すると事務処理はかなり効率化することができます。
バーチャル口座とは、預金口座はひとつなのですがお客様には仮想口座番号に振り込んでもらい、振込時にお客様を特定できるようにする銀行口座です。
 クレジットカードやコンビニ決済にも対応されています。
【今回の推薦本】
 佐藤優著「国家の罠
鈴木宗男の事件でラスプーチンと呼ばれた佐藤優が今では「知の巨人」として立花隆に並ぶ存在感があります。
いまごろではありますが読んでみて、なるほど本書は歴史に残る作品に違いないと思いました。
著者の清々しさと潔さ、そしてインテリジェンスの専門家としての見識と俯瞰した視点。
本書は単なる獄中記や裁判闘争ではありません。
 本書の前に「リクルート事件江副浩正の真実」も読んだのですが、どうも日本の司法制度が軋みだしている気がします。
 今の小沢一郎の疑惑も、その現象のひとつではないでしょうか。
私は小沢一郎はあまり好きではありませんが、上杉隆の主張が正しいように思えます。


佐藤優 『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』 | 新潮社
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%83%BB%E6%B1%9F%E5%89%AF%E6%B5%A9%E6%AD%A3%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E6%B1%9F%E5%89%AF%E6%B5%A9%E6%AD%A3/dp/4120040763
http://diamond.jp/series/uesugi/10110/
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)