連結納税の使い方

ハジロクロハラアジサシ撮影YT氏

 ものすごく儲かっている会社がある。
 金満商会という会社で税引前利益が10億円で納税が4億円。
 内部留保できるのは差引6億円
 過去に大きな損失を出した会社がある。繰越欠損金は70億円。
 カネボウル株式会社といって、昔は名門企業で有名な会社だ。
 ペンタゴン戦略に失敗して、過去の蓄積は食いつぶしてしまった。
 そこでコンサルタントが入って事業再生でオーナーを捜している。
 コンサルタントが再生計画を金満商会の欲張傲蔵社長に提案する。
 1金満商会のオーナーがカネボウル株式会社の増資を引き受ける。
 2過半数の株式を支配してグループ会社にする。
 3その次に金満商会の株をすべてカネボウル株式会社に譲渡する。
 4金満商会はカネボウル株式会社の100%子会社になる。
 5連結納税を選択する。
 6当面は納税がなくなる。
 7節税額で投下資金は回収できる。
 これは想像の世界ですが、こんなコンサルしてる方がたくさんいるんでしょうね。
 そんでもって、このコンサルの方は最後に必ずこう付け加えます。
 「税金のことは顧問の税理士の方にご確認ください」 
【今回の推薦本】
デイヴィッド・ボダニス著「E=mc2 世界一有名な方程式の伝記」
 ああE=mc2(二乗)。
 典型的な文系人間の私には永遠に遠くの世界に感じる「あこがれの算式」
 わたしも高校生のころから、この方程式には畏敬の念を感じている。
 この算式を完全に理解できたら世界観が変わるような気がする。
 そんな私にも読める「相対性理論の伝記」がこの本。
 読後感は「これぞ、まさに、面白い」
 偶にはこういう本も読まなきゃ駄目ですね。この本をくださったTさんに感謝です。
「中年になった科学者たちは、記憶力の減退や頭の回転が遅くなることは問題ではないと、よく口にする。問題なのはむしろ、未知のものに出くわしたときの恐怖なのだという」
http://www.amazon.co.jp/E-mc2-%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E6%9C%89%E5%90%8D%E3%81%AA%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E3%80%8C%E4%BC%9D%E8%A8%98%E3%80%8D-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%B9/dp/4152086491/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1242785259&sr=1-1
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