連結納税と組織再編そしてMA

タマシギ 撮影YT氏

 いきなり飛躍してしまうが、相対性理論のすごいところは「まったく別物と思われていたエネルギーと質量に関連性がある」ことに気付いたことにあるそうだ。
 いつも物理は再試を受けて単位をもらっていた私には、なんとも「わかったようでわからない世界」だ。
 その理論を解明していく先に「原子爆弾」があったのは、なんとも不幸なことではあったが基本原理を組み合わせていくと物事が大きく変化していくというのは摂理のような気がする。
 話は変わって、最近はやたらと「連結納税」や「合併・分割」、そして会社の譲渡や取得に関わる案件が増えてきている。
 今まで、これらは別物の会計制度や税制だと思っていたのだが、最近これらは密接に関連にしていることを実感する今日この頃だ。
 今更気付くとは鈍なことで、もしガリレオガリレイの時代に生きていたなら「天動説は新興宗教だ」なんてのたまっていたに違いない(意味不明だし!)
 それはともかく、税制や会計は「会社経営」という料理のための包丁やまな板や調味料のような役割を果たしているんじゃなかろうか。
 「人材や設備や資金は揃った。さあ、どう料理しようか」
 どんな立派な食材を揃えても間違った料理をしてしまうと「まずい食事」になってしまうかも知れない。
 へたをすると「食中毒」になることもある。
もちろん、このときの料理人は経営者。
じゃあ税理士ってなんだろ。
「税理士は、さしずめ調味料に突いてる説明書やクッキング読本かな。でもまあ間違いだらけの説明書だったりもするけど・・」
【今回の推薦本】
 池上彰著「14歳からの世界金融危機」と「14歳からのお金の話」
 “知ってるつもりで何にもわかっていない”のが人の常です。
 子供に聞かれて、易しく説明できない、というもどかしさは誰もが経験しているんじゃないでしょうか。
 池上さんは「リスク・コントロールリスク管理)とは、リスクをいかに他人に押しつけるか、ということです」という調子で、いつも分かりやすく、ズバッと本質を突きながら説明してくれます。
 こんな本を子供に買ってあげるのも大切な社会教育だと思います。
(といいながら自分のためにかっているんだけど)
http://www.amazon.co.jp/45%E5%88%86%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-14%E6%AD%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%8D%B1%E6%A9%9F-45min-01-MINUTES/dp/4838719523/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1239061207&sr=1-1

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