連結納税って?

オバシギ撮影YT氏

Q連結納税制度って何ですか?

A企業グループを「ひとつの会社」とみなして、グループで法人税を申告する制度です。消費税や地方税には連結納税制度はありません。

 ただ連結といっても「連結財務諸表」の「連結」とは違って100%支配関係にある会社だけを「連結」します。

Qどんなメリットがあるのですか?

A通常の法人税の申告は会社ごとなので、グループに利益の出てる会社と損失が生じた会社がある場合も、それぞれが申告するので黒字や赤字を通算することはできません。

 連結納税はグループ内の利益(これを法人税では「所得」といいます)と損失を通算することができます。

Q「グループに赤字の会社がある場合、納税額が少なくなる」ということですね

Aそうです。

Qじゃあ100%子会社がある場合には、「連結納税」が有利だということですね。

Aそうともいえません。連結納税を開始する事業年度では、連結子法人の過去の損失(これを法人税では「繰越欠損金」といいます)が切り捨てになってしまいます。

 それに連結納税制度は実務処理の「手間隙」が大変ですし、専門家報酬も高額になります。なんせ申告書のボリュームが膨大になるんですよ。

Qじゃあ、どういう場合に連結納税を選択したらいいのでしょうか?

Aざっくばらんにいうと、親会社に膨大な繰越欠損金があって100%子会社の欠損金が少なくて、さらに多額の利益が出ている子会社がある場合でしょうね。

【今回の推薦本】

 梅原猛著「地獄の思想」

 「隠された十字架」とともに梅原猛の代表的な作品。昭和四十二年に中公新書から出ているので実に四十年以上、読み続けられている。
 今頃になって、「なるほど、ふむふむ」と読んでいる私は何と鈍なことでことであろうか。 
 少しでも日本文学に興味のある人なら、一度は読んでおくべき本だ。梅原猛は最近の著作しか読んでいないので、この本を読んで分かったのは「流石の梅原猛も随分丸くなったんだな」ということ。

 最近の梅原猛もいいけど、若い頃の荒々しく、鉈を振り落とすごとく、日本精神を論じる、この作品は核心をついていて小気味よく感じる。

 この作品は釈迦から親鸞までの仏教を語り、その地獄の思想から日本文学を語る。

 源氏物語太宰治まで、何気なく読んできた文学が、仏教の影響を強く受けていることに気づかされる。源氏物語についての結びが、これまたすごい。

「(本居)宣長のように、あわれ、あわれといってるだけでは、とてもこの物語の深さはわかりはしないのである」

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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)

 それにしても、このブログは写真の評判だけは、かなりいい。何か「本文はおまけ」という感じだ。それでいいのだ(赤塚不二雄さんに合掌・・・愛読者として、随分お世話になりました・・)