このブログ、ここんところアクセス件数がやけに増えてます。
新書(新社会人のための経理の仕事)の売れ行きが急増しているため・・とかなら嬉しんだけど、そんなんでもなさそうです。
なんでだろ?と思っていたのですが、ログを調べると「リース会計」とか「リース会計と税務」あるいは「リース会計&利息法」なんて用語でググッテこのブログに辿りつく方が多いようです。
でもなんにもしてないのに、なんでグーグルやヤフーの検索サイトこのブログが上位に表示されるんだろ?アナログ派の私にはさっぱりわかりません。
んなこと考えていたら、本日ある経理雑誌の出版社の方から「新リース会計に関する経理処理」についての執筆依頼がありました。
出版社の方まで、ブログを見てくださってるんですね、驚きました。
折角くださったチャンスなので書いてみたい気もしたのですが、遠慮させていただきました。12月は多忙な上に忘年会シーズンなので「飲兵衛税理士」としては、納得できる文章を書く自信がないからです。
ところでリースに係る税務で一番気になるのは、特例(中小企業、少額・短期のリース)の会計処理に対する税務の手当がどうなるかです。
以前ブログに書いたように会計は「賃借処理」で税務は「資産の譲渡」のままだと、消費税の処理がからむため、実務処理はかなり複雑になります。
これがどうなるかは、来年の税制改正が出てみないと、わかりません。
恐らく税制改正大綱が出てもわからないと思います。
ということは執筆するにしても「ずばり!こうなる」とは書けない。だから躊躇した・・という面もありますね。でもやっぱ忘年会かな?
ここで一句
「税理士が 執筆よりも お酒とは 誰にも言えぬ 寒雀・・。」
親に知れたら「馬鹿者〜」といわれそな・・・。いくつになっても親は恐いものです。
【今回の推薦本】
細野祐二著「公認会計士VS特捜検察」
今、話題の書です。著者は私が10年以上前に勤務していたアカウンティングファームの大先輩です。
直接話をしたのは一度だけだったと思いますが、論理的で頭脳明晰で弁が立ち、人脈も豊富、家柄も経歴も素晴らしい方でした。
いわゆるエリートだったのですが、気さくで親分肌で面倒見がよく、部下の信頼も厚い方だった記憶があります。
クライアントにとっては、味方にすると彼ほど彼ほど頼りになる公認会計士はいないと思います。この本を読んで改めてそう思いました。
それにしても、この本は読むに忍びない・・というのが実感です。
粉飾があったか否かは、ここでは触れませんが、彼はキャッツと経営陣を庇いすぎました。また特捜検察の捜査に非協力的とみなされて逮捕された感は否めません。
自信家だけに裁判制度や特捜検察に対して、あまりにも無防備でした。
それだけに、この書は我が国の裁判制度の欠陥も浮き彫りにしている気がします。
(このブログは毎週木曜日に更新予定です)