人のいく裏に道あり花の山

カケス 撮影YT氏

 私の好きなことわざです。ひねくれ者の私は、いつも少数派です。

 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」といったのはツービートのころの北野たけしですが、へそ曲がりの私は、誰も止まらない小道の赤信号でも渡らないことにしています。  

 最近は、ちょっとした株式ブームです。ネット証券の貢献もあって個人投資家がずいぶんと増えました。株式相場が高くなると、「私はこうして億万長者になった」みたいな本が出て、投機熱を煽ります。

 株を買わないと損だ、という風潮になってきます。

今まで株に見向きもしなかった方が株式投資を始め出します。

株だけじゃなくて、不動産投資の利回りがいいという話も聞いて、リートにも手を出し始めます。

 でも、よ〜く考えてみると、これはいつか来た道です。平成元年くらいが今のような雰囲気でした。

へそ曲がりの私は、みんなが儲かるといいだしたので興味がなくなってしまいました。

 日経平均は最悪期に比較すると2.5倍くらいになりました。

100万円で買った株が250万円になったわけです。

これを「まだ」と考えるか「もう」と考えるかです。

「まだ」と考えるのが多数派のようですが・・・。

【今回の推薦本】

 安田佳生「千円札は拾うな」。ご存知ワイキューブの社長さんです。賛否両論あると思いますが、私はこの人の考え方は好きです。

 ただ、(惜しむらくは)最近は表現の仕方が極端になりすぎているような気がします。

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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)