ある若手経営者と私の会話です。経営者は私よりも一回り以上年下です。
社長「栗山さん、私に何かあったときのことを考えて、遺言を作りたいと思うのですが、まだ早いですか?」」
私 「遺言と遺書は違うそうです。遺言は遺書と違って元気なときにつくるものだそうです。作成しておくのはいいことだと思います。」
社長「なるほど。ところで、どうやって作ればいいのでしょう?」
私 「遺言には自筆証書遺言と公正証書遺言があります。自分で書くのが自筆証書遺言です。公正証書遺言は公証人役場にいって公証人に作成してもらいます。」
社長「はは〜ん。公正証書遺言は専門家に作成してもらうので間違いない、ということですね。それで遺産分割はどうやってやるんですか?」
私 「通常は遺言執行人を指定します。」
社長「そうですか。栗山さん、その遺言執行人とやらになって下さいよ。」
私 「社長そりゃ無理です。だって社長より私が先に死ぬ可能性が強いと思いますよ。」
社長「それもそうですね。栗山さんは早死にしそうですもんね。」
私 「・・・(にぃお〜)。“憎まれっ子世にはばかる”といいますしね」
【今回の推薦本】
マルクス、フロイト、ニーチェまでは読んだ記憶があるのですが、ソシュール、フーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンとなると恥ずかしながら読んだことはありません。
“よい入門書は、まず最初に「私たちは何を知らないのか」を問います”