もう10年以上前の話です。関与したばかりの会社で決算作業をしていました。入社したばかりの経理職員が私の席に飛んできます。
新入社員「前月の現金出納帳ですが、出金の合計額が違ってます。」
間違いを見つけて、少し自慢げです。
私「そんなはずないよ。入金や出金の合計が違っていたら現金残高があわないはずだよ。あなたの計算が違うんだと思うよ」
手書きの現金出納帳は経理課長が記帳しています。
話を聞いていた課長が、何故かニコニコして話しかけてきます。
課長「栗山さん、それでいいんですよ。(金庫を開けて、なんだかビニール袋を引っ張り出しています。)ほら、合わない現金は、ここにあります。」
私「????。課長!合わなかったら調べなきゃ、だ、駄目ですよ!!!」
笑い話のようですが“帳簿の残高と実際残高が合わなかった場合のルール”を決めていない会社では、これに似た話はよく起こっているのが実情です。
さて、あなたの会社は大丈夫でしょうか?
【今回の推薦本】
『宮沢喜一回顧録』宮沢さんが、昭和史の年表に出てくる事件すべてについて、実体験を語っています。まさしく保守本流、戦後の政治・経済の生き証人です。
戦後は遠くになりました。なるほど、そうだったんだ。
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【おまけ】
パスタの好きな方へ:イタリアのヴィエトリ社のパスタ美味しいです。
ヴィエトリ・ジャパン(株)がネット販売しています。
是非、試してみてください。
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(このブログは毎週木曜日に更新予定です)