IRR(内部収益率)って何だ?

ウソ 撮影YT氏

ある会社の社長と事業部長の会話です。
社長「ところで君のところの新規事業は儲かっているのかね?」
事業部長「もちろん儲かっていますよ!!もう年間の利益が1億円です。」
社長「そうかね・・・。ところで、いままでどれくらい投資したかね〜?」
事業部長「そうですね。確か20億円くらいです。」
社長「20億円投資して、1億円の利益で儲かっているといっていいのかね?IRRを考えたまえよ。」
事業部長「IRRですか・・・・・。(ほめられると思ったのに)」

 経営指標とか経営分析の本は、面白くない本が多いです。まず指標の名称からして取っつきにくいですね。また計算式とその解説が複雑で、専門家でも3分で嫌になります。

次から次と新しい指標が取りざたされますが、名称が難しくなっているだけで、古い経営指標の焼き直しだったりします。

 さて経営指標とは経営のための方便です。経営者は大工がカンナやノコギリを使うように、経営指標を実際の経営に役立たせなければいけません。

 たとえば最近よく耳にするIRR(内部収益率)は「お金を使ったら、最低これだけは儲けろよ比率」とでも覚えましょう。中小企業の経営では、年間で使ったお金の15%くらいは利益を出さなきゃ・・。と考えてください。
(こういう大雑把なこと言うと、お叱りになる方も多いので、詳しくは下記のURLを参照して下さい。)

N's spirit IRRとは 内部利益率・内部収益率とは 計算方法

【今回の推薦本】
 岡本史郎さんの『お金の現実』(ダイヤモンド社)はリアリティーがあっていいです。経営の秘訣は売上をあげること、ただそれだけ。お金を貯める秘訣は多く稼いで、あまり使わないこと、ただそれだけ。原理、原則は変わりません。
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